[24日 ロイター] - 米NBCテレビが実況中継した東京五輪の開会式について、米国内で視聴した人数は過去33年の五輪で最低となる1670万人(速報値)だったことが分かった。NBCユニバーサルが24日発表した。

NBCOlympics.comとNBCスポーツのアプリなど、テレビ以外の全てのプラットフォームを含む視聴者は1700万人だった。

開会式のストリーミング中継の視聴者数は2018年平昌五輪からは76%、16年リオデジャネイロ五輪からは72%増加するなど、人々の視聴習慣の変化が反映されている。

ニールセン・データによると、過去33年の夏季五輪の開会式で、これまで視聴者数が最も少なかったのは1992年バルセロナ五輪の2160万人。1988年ソウル五輪は2270万人だった。

時差の関係で東京は米国東部時間よりも13時間早く、NBCは開会式を史上初めて午前に生中継し6時55分から放送した。さらに録画を午後7時30分から放映し、番組内でNBCは、新型コロナウイルス感染拡大の影響が出ているとの見方を示した。