ズーム、クラウドサービスのファイブ9買収で合意-1兆6000億円強
Bloomberg.com
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ファイブ9は、コンタクトセンター向けのクラウドサービスを提供する米国企業です。従来の業務用コンタクトセンターシステムを置き換える仕組みと、オンライン会議システムを主体とするZOOMが連動するビジネスモデルは想定しやすいです。
ただ約147億ドル(約1兆6160億円)の買収金額は決して安価ではありませんので、単純な融合だけではなくコンバージェンスをどういった目論見で両社が考えているか興味深いところです。コンタクトセンターのビジネスモデルやシステムは古いしZoomブランドでの展開は法人強化の意味でも結構大きな波になるかもしれませんね。Zoom、今のステージでも全く手を緩めないところが強いですね。
下記が買収に伴う発表資料。
スライド12・13が興味深い。抜粋すると
・TAMは、Zoomが62Bn USDに対してFive9は24Bn USD
・売上は、Zoomが3.3Bn USDに対してFive9は0.5Bn USD
・過去12カ月での売上成長は、Zoom296%に対して、Five9は37%
この数値に対して手触り感があるほど詳しくないが、Five9は創業20年ほどの企業で、TAMの割にシェアを取れていない印象。
Zoomについては、トップ企業であることを考えると、ちょっとTAMは盛りすぎている印象。電話など含めて奪っていくという想定なのだろうが、電話を奪うときは単価も下がると思う。
https://bit.ly/3eRA5bh