[23日 ロイター] - 米コムキャスト傘下のメディア大手・NBCユニバーサルは23日、今夏の東京五輪に向けて契約を結んだ広告主は120社を超え、五輪放送史上で最多だと発表した。

同社の広報担当者は東京大会の広告収入について、2016年リオデジャネイロ大会の際の12億ドルを上回る見通しだと述べた。ただ、東京大会が延期される前の昨年時点で発表していた12億5000万ドルを上回るかについてはコメントを控えた。

同社は東京大会の放送について、体操や男子バスケットボール米国チームの試合など一部の人気競技を、動画配信サービス「ピーコック」で放送する方針を明らかにした。

ジェフ・シェル最高経営責任者(CEO)は記者会見で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を経て、米国民はスポーツや明るいニュースを切望していると指摘。

「世界全体がグローバルなトラウマから立ち直ろうとしている。五輪は皆がそうしたトラウマを忘れ、画面で観戦したものを一緒に祝う機会だ」と述べた。