【リスク分析】五輪開催は「危険な賭け」だ
- 夏に「第5波」の可能性
- カギは国内の人流抑制
- 東京は「ミキシング・ベッセル」になる
- 「中止」の経済損失は
- 未だない運用マニュアル
- ラストマイル救護所は設置せず
- 開催は「ギャンブル」
プレミアム会員限定の記事です
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
新型コロナウイルス感染者数の予測は、鳴り物入りで始まったAIをはじめ、悉くとは言わないまでも当たるも八卦当たらぬも八卦程度に外れているというのが正直な印象ですがどうでしょう・・・ (・・;
昨年の春、何もしなければ日本の死者は42万人に達するといった専門家の見解が恐怖を煽り、医療体制を整えてピークを抑えながらワクチンと治療薬を待つしかないとの当初はあった冷静な議論が吹き飛んで、ゼロコロナを目指す自粛の日々への流れが決定づけられました。結果を見れば昨年の死者は趨勢対比2万人ほど減る状況で、真の死因がなんであれ検査結果が陽性であればコロナ死とカウントする前提ですら、昨日までの死者の累計は13,972人にとどまります。人口が日本の2倍以上あって日本以上に衛生状態が良いとは思い難い同じアジアのインドネシアですら累計死者数は52,373人ですから、何もしなければ42万人に達したと考える人は今では稀なんじゃないのかな (・・?
人命は地球より重いという重要な視点があるので評価は人様々でしょうけれど、一つ確実に指摘できるのは、その結果人口当たりの陽性者数が日本の数十倍に上る欧米並みに日本の経済規模が落ち込んで、国民が貧しくなって政府の借金が積み上がり、自殺者が増えた現実があるという事実です。
データが集まって学習効果も積み上がり、予測能力は当時より随分上がっているのでしょうが「ワクチン接種の回数が1日約44万回という条件では、夏、秋、冬と来年4月までに計3回、宣言発令が必要なレベルの流行の波が来る」、「接種ペースがその倍の約88万回のケースでは、夏の大流行と宣言発令は避けられない」とのご託宣、今回はどういう結果になるものか。当たらないことを願いつつ、結果を注視して行きたく思います。総理のおっしゃる100万回が達成出来たら全ての予測はご破算になるのかな・・・ 政府は突き進むしかないのでしょうから感染リスクを強調して批判する側は楽ですが、それゆえに、予測が外れた場合の事後検証も重要であるように感じます。死者42万人という昨春の予測の事後検証が未だなされたように見えないところが不思議です。 (@@。
史上初のパンデミック下の五輪開幕まで、あと41日。2月に公開した特集「東京2020のリアル」に続き、五輪開催に伴う医療面・経済面のリスクを改めて取材しました。
変異株などにより感染や重症化の状況は常に変化しており、社会・経済活動の活発さも地域や時期によってまちまちです。パラメーターが多く、100%正確な予測は誰にもできませんが、傾向を掴み、リスクを洗い出して認識することはできます。
客観的なリスク評価に基づいた議論や検討がなされず、準備にもほころびが見える今の状況は本当に心配です。
政府が分科会などの専門家集団にリスク評価を諮問しない理由について、ある関係者が語った「科学的に評価したら実施できないという結論になるのが目に見えているからだ」という言葉が印象に残りました。
西浦教授のシミュレーションって、そもそも当たっていましたっけ?NewsPicksは、メディアとして当然検証した上で記事を書いているんですよね?
検証していないまま各種メディアや専門家のデータを載せるだけなら、今までのメディアと全く同じになりますね。
また新しいメディアを追求するのであれば、今回のコロナ対策のボトルネックである日本の医療機関の構造的な課題、医師会の件に関して問題などを取り上げた方が余程意味があると思います。
NewsPicksの記者も既存メディアから移籍している方が殆どだと思いますが、既存メディアに対する課題感を持っていた当初の移籍組からだいぶその傾向が薄まってきてしまったのかな?
ワクチンが普及し元の生活を取り戻しつつあるアメリカやイギリス、イスラエルなどの状況をみてみると、ワクチンの普及率が高ければ入国の規制、人の動きの制限、スポーツ観戦の制限などを解除しても感染者は増加していません。安全に開催が可能かどうかはワクチンの普及率に依存すると思います。
これまで日本で多く使用されてきているファイザーのワクチンでは「十分に免疫がついた状態」になるまで、初回投与から5週間かかる計算になります。オリンピック開会式の5週間前は6月18日ですので、今後約1週間までに1回目のワクチンを打った人はウイルスから守られていることになりますが、現在の接種ペースから考えると、高齢者や基礎疾患などリスクの高い人たちの多くは十分な免疫が作られないままオリンピックを迎えることになってしまいます。
マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか