【現地発】通勤圏外に希望者殺到。「ネオ住宅ブーム」最前線
- 白熱する「ZOOM抽選会」
- 住宅市場のゲームチェンジャー
- 環境負荷への懸念も
- 都市を脱出した人は戻らない
- テーマパークから計画都市へ
- 住宅供給が追いつかない
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コロナにより在宅勤務がベースになった事で、こんなに都心に住んでいる必要あるのか?という思いが強くなった人も多いと思います。
ただ、5〜10年単位で考えれば、都市化は今以上に進むと思いし、ずっと地方に住む事へのメリットはあまり感じませんね。
資産やキャッシュ等がいっぱいある層では、一時的に地方に移住し、ある程度したら、都心へという事はあるかな。
日本全体では人口が減少することがほぼ明確で、地方のインフラを将来的に維持出来るかと言うと、多分、出来ない。また、歳をとったときに重要な医療系のアクセスも考えるとやはり都心だよねという考えになります。オンライン診療は今よりも進むと思う(もっと進めてくれーw)が、オンラインで全て賄えるようになるかというとそうでもないんですよね。
背景として都市部の住宅の供給不足があります。
全米住宅産業協会のデータによると、過去1年における住宅の新築数の増加率は、大都市で10%未満だったのに対し、小都市や郊外では15%だった。購入希望者は、準郊外よりさらに遠い場所へと押し寄せる。
そういった地域はまだ需要の高まりに供給が応じられる市場でもあり、この2つの要素が相まって、郊外を含む都市圏の境界をさらに押し広げている。
日本でもこうした動きは多少あるものの、都市のアメニティを考えると、なかなか大きなトレンドにはなりづらいところがありますね。
仕事はリモートでできても、都市内部で享受してきたサービスの多様性に慣れている場合、多少の不便さとどう付き合えるか、という障壁が高いように思われます。東京の都心と郊外でも、近隣で享受できるサービスの多様性は大きく異なります。
そうした点は気にならないけれども何となく都心居住をしている人がどれくらいいるのか、さらに世帯の中で住宅に関する決定権を持つ人がどのように考えているのか。現在の動向を見る限りでは、日本ではまだ大きな変化は起きそうにないですね。
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