【解説】AIが「社会の倫理」を変える時代がやってきた
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とても考えさせられる記事。面白い。
AIが合理性を追求すれば、社会の格差が大きくなる。バイアスはつきものだと思うが、作り手のバイアスがどれくらい影響してくるか、特に”社会は何が正しいか”という問いに対してはとてもセンシティブ。以下部分は非常に考えさせられる。
『現時点でそこまでAIに考えさせてしまうと、AIは分野をまたがった分析が苦手なので「ある切り口での理想」を追い求めようとします。となると、それこそ「独占の禁止? なんでそんなことするの?」みたいな話になってしまう。「Googleに独占させたほうが、富の総量が増えるじゃん」と。
これはある意味、真実です。全員で貧しくなるのがいいのか、富を一か所に集中させて、格差はあるけれど全体としてはお金が回っているねという社会がいいのか。「正義」はいったん脇に置いておいて、みんなで少しずつ豊かになりたいという発想も、当然ありうるでしょう。
そのあたりの社会デザインをどうしたいか。そこが定まってないので、AI活用のスタンスもなかなか定まらないのだと思います。』
注目のコメント
特にデジタルの世界では、アルゴリズムによってパワーバランスが変わってくるので、オススメ=アルゴリズムに思考が支配されてしまいがちという実態はあると思います。オススメされたものしか見ない生活に。オススメされるようなアウトプットに。
それはある意味AIに支配されていると言えるのかもしれない。
特に子供たちはそういう考えになりがちなのではないかなと思う。
自分の意見を持つこと大事。考えなくなっている世の中に対して、あえて挑戦的な本を書いて思考をうながす、というのはいいですね。どのくらいの人がその挑戦にのるかは分からないですが。AIと倫理の問題など、絶対的な正解がないので難しいですが、たとえ正しい答えが分からなくても、それについてみんなで考える、というプロセス自体に価値があると思います。そして、そのプロセスではダイバーシティが必須です。
メディアに出てくる記事や意見もひとつの「思考の外部化」。
ただ、いま人気を集めるメディアは、「思考の外部化」というよりも、「共感できる場」として機能するようなものが多いですね。