2021/5/26

【社長激白】ミクシィがHUBと組む「本当の目的」

ITサービス大手のミクシィが、大きな「賭け」に出ようとしている。
ミクシィは3月22日、英国風パブ「HUB」を運営するハブに対して、20%(総額15億5000万円)の出資を行った。
これによって、ミクシィは、ハブを持分法適用会社とし、業務提携しながらシナジーを狙う。
なぜ今IT企業と居酒屋が手を組むのか。その背景には「意外な狙い」があった。ミクシィの木村弘毅社長が、NewsPicks編集部の独占インタビューに応えた。
INDEX
  • ミクシィからHUBを「指名」した
  • まずは「スポーツ観戦」を盛り上げる
  • 目指すは「HUBで競輪・競馬」
  • スポーツ事業は赤字でも2倍成長

ミクシィからHUBを「指名」した

──スマホゲームやSNSを手がけるミクシィが、なぜハブと組むことにしたのでしょうか。
木村 まず前提として、「ミクシィが何屋なのか」と言うと、「コミュニケーション屋」だと思っています。