[21日 ロイター] - 米動画配信大手ネットフリックスは、ビデオゲーム市場への事業拡大計画を統括する幹部の採用を検討している。事情に詳しい関係筋が明らかにした。本業での競争激化を受け、新たな成長機会を探る動きと言えそうだ。

ビデオゲーム業界は新型コロナウイルス流行を背景とする在宅傾向で需要が高まっている。

ネットフリックスはこれまで、「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」、「You vs. Wild ─究極のサバイバル術─」といった映画で、視聴者が登場人物の行動を決定できるインタラクティブ(双方向的)作品を展開してきた。また、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」、「ペーパー・ハウス」の作品に基づいたゲームも制作している。

Informationがこれに先立って21日に報じたところによると、ネットフリックスは、アップルのサブスクリプション型オンラインサービス「Apple Arcade(アップルアーケード)」と似た形でゲームを提供することを1つの選択肢として検討。ただ、今のところゲーム事業戦略の詳細はかなり流動的だという。