ワクチン接種率100%を目指す「ドーナツ作戦」
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抽選で1億円が当たるとか、州立大学の奨学金4年分が当たるとか話題になっていますね。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210514/k10013029731000.html
力技ですが、米国は力技ができるし、力技でなければ物事が進まない、ということもあります。力技といっても、強制ではありません。自由を重んじる米国では、管理も強制もできません。
日本のようにワクチン接種券を郵送して、予約手続きをしてもらって、それで1回接種できる、というような回りくどいことはしません。そんな面倒な手順を求められれば、接種しようとしない米国人が多くなります。
ワクチンはフル稼働で生産し、住民人口に必要な分だけとかケチなことはいわずに、各地に供給しまくります。ベトナムだろうとイラクだろうとコーラやハンバーガーをふんだんに供給し続けるのが米国のロジスティクスです。
ワクチン接種は短期戦で、単に物量があればいいということはなく、メディアも駆使して一人一人の心理にまで働きかける、という総合力がものをいいます。それこそ、米国が第二次世界大戦から莫大な予算をかけて完成させてきた戦時体制です。
米接種、スピード優先 証明書不要、予約なしでも
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71689390Z00C21A5EA2000/?unlock=1アメリカではワクチン接種が頭打ち、との話があり、各社、また自治体がいろいろな驚きの施策を打ち出しています!
その中でも度肝を抜くのが、オハイオ州の宝くじシステム。ワクチンを少なくとも一度受けた人を対象に、約5億円をプレゼントするというものです。
5月26日から1週間に一人づつ、5週間に渡って5人のラッキーパーソンが選ばれるのです。参加したい。。。
これ行き過ぎなのか、もう訳がわかりません。実際にオハイオ州のワクチン接種比率は42%(一度だけ受けている人を含む)。州知事が比率を上げるため必死に繰り出した策ですが、これは日本から見るとどう見えるでしょうか。
またこの他、ホワイトハウスはLyftやUberと提携してワクチンセンターへ向かうライドシェアを無料にしました。(ぽっぽの収録の時は、Uberなどが独自にオファーするディスカウント止まりでした!)
NYは、動物園や植物園への無料チケットを提供したり、シカゴは22日から、完全にワクチンを打ち終わった人向けのコンサートを始めるとしています。
またワシントンDCではD.C. Marijuana Justice (DCMJ)という大麻の法整備を行う団体が、ワクチン接種した人向けに“Joints for Jabs(注射をうった人へ葉巻きを)キャンペーンを実施。同様の動きはNYを含む他の都市にも広がっています。
少しでもワクチン接種比率を上げようとする各所の試み、あまりに日本と違いすぎて、さまざまな意味で興味深いです。ワクチン接種の褒美に、毎日ドーナッツを無料で貰って食べたら、逆に糖尿病になりそうですが笑 とにかく今アメリカでは接種率が40%くらいですが、これを集団免疫が効くとこまで引き上げるため、ドーナッツ、マリファナ、無料ウーバー、億円宝クジと、何でもありの様相です。
一方でワクチン接種現場のロジスティックやプロセスは、殆どがボランティアで素早く回っており、日本のように医者だけしかできない、医者だけしか打てない、医者だけしか問診できない、みたいな非効率なフローが全くないことが重要です。責任問題を恐れて、医者しばりにする日本と対照的です。
しかしドーナッツ美味しそう🍩