日立物流、マースクと業務提携。日本からアジアへ協業拡大
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日立物流がマースクと業務提携したことを明らかにしました.両社のサービスメニューを組み合わせて,日本を中心に海外との輸出入を含めた物流サービスを提供するとのことです.マースクとIBMがブロックチェーンを使った貿易情報プラットフォームTradelensと,日立物流のSCM最適化を提案するデジタル基盤との連携や,アジアをはじめとした各地域での協業拡大にも取り組む,との話です.
ヨーロッパ船社は物流会社やフォワーダーとの連携を得意としています.今後もこういった連携が進むのかもしれません.①が決算説明資料で、スライド22にMaerskとの協創戦略が出ている。顧客・販売店までのロジで、Maerskから見たときにコンテナなどで日本に届けた後までも含めた部分の営業協力を日立物流と提携する印象(専任営業、とある)。
ブロックチェーンベースの物流情報プラットフォームのTradeLensについては、当初はMaerskとその関係会社しか広がっていなかったが、2019年にONE(日系大手海運3社のコンテナJV)が入った(②)。物流は、輸送モードごとに運ぶ企業が違い、また様々な文書のやり取りもあるため、情報管理がとても複雑。TradeLensについては③も詳しいが、そこのDXプラットフォームともいえる。一方で様々な主体が関わり、分散的であるので簡単には進まない中で、現実の進捗としてどれくらい使われているのだろう?
①https://www.hitachi-transportsystem.com/jp/ir/library/presentations/pdf/FY2020_kessansetsumeisiryo.pdf
②https://newspicks.com/news/4031825
③https://newspicks.com/news/4303132