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注目のコメント
先日、ホンダが「2040年までにすべての新車をEV/FCVにする」と発表しました。ハイブリッドやエンジンに強みを持つホンダの鮮明な「EVシフト」と受け止められています。
実際、ホンダを始めとする自動車メーカーはEVにシフトしようとも生き残ることはできるかもしれない。しかし、それ以上にEV化のインパクトが大きいのはエンジン部品を専門に手掛ける部品サプライヤーなのではないか。そんな仮説を持って、ティア1部品メーカーの武蔵精密(愛知県豊橋市)の大塚社長にインタビューしました。
武蔵精密はギヤなどのエンジン関連の重要部品を担っているサプライヤーですが、EVシフトへの「割り切り」とも言える姿勢にはとても驚かされました。
激変期に延命策を模索するのではなく、どう販路を拡大していくかなど、納得感のあるインタビューでした。ぜひご一読いただければと思います。
今回取材した武蔵精密は上場企業でもあり、投資体力もありますが、ティア2や3になってくるとそうでないところも多くあります。自動車メーカーが支えるにしても限界が近づいているのも間違いありません。日本の競争力の一翼を担ってきた無数のサプライヤーの技術をどう次の時代に生かしていくか、引き続き取材したいと思います。武蔵精密は、ホンダが25%保有するホンダ系サプライヤで、記事にあるようなギヤを手掛ける。エンジンがなくなると減る部品が多いなかで、記事も興味深いし、またABEJAと協業したり社外取締役を迎えたり(①)、また長期では欧州で買収もしてホンダ比率を下げる(②)などしている。元々の主要顧客のホンダ、そして買収によって比率が上がっているだろうVWグループ、どちらもEVシフトを進めようとしているという文脈は、同社の方向性に影響を与えていると思う。
自分は記事ほどEVシフトが進むとは思っていない。温暖化ガスを含めて、政治として掲げている部分は大きいが、電池の製造にかかる二酸化炭素や電源ミックス、それも母数が大きい新興国を含めた現実論がある。長期の話なので国も企業も進めていく必要があるし、加速はしている。一方長期だからこそすぐ検証できず、バラ色の未来をそれぞれが都合の良いように掲げている点もある。
ただ、EVシフトしても、車は物理的に動くもの。記事にあるように、可動物があるとすり合わせが必要だし、それによって効率などは大きく変わる。ただ、個数は明確に減る。そのなかで個数減ほどの単価増ができるか?だけどEV全体のコストが高い中では、個数を減らすことでコストダウンを図る代表的な領域でもあると思う。であれば、特徴ある製品でよりホンダ・VW以外を増やしてシェアを上げていく?
①https://newspicks.com/news/2833397
②https://newspicks.com/news/2893661モジュール化が進みすり合わせが必要なくなってより生産が「簡単」になるのはわかるのですが、だとしたらテスラがなぜあそこまで苦労したのかよくわかりません。その辺も教えていただけるとよかった。