米テスラ、中国消費者の抗議受け謝罪 当局やメディアは圧力強める
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こちらはブレーキだが、少し前には中国生産モデルでの電費テストをスキップしたという話もあった(①)。中国AND消費者という点で、ニコンなども対象になった世界消費者デー(3.15晩回)での国営テレビCCTVでの番組を想起せずにはいられない。逆にそこまでいかないようにTeslaとしては早めに抑えに行きたいところもあるだろうが、中国国内メーカーもEVに力を入れている中での競争という文脈はある。
その文脈で、『中国国営通信社の新華社はテスラの謝罪について「誠意がない」と非難した。』という発言が気になる。
①https://newspicks.com/news/5438762
②https://newspicks.com/news/2946950
③https://newspicks.com/news/874912
注目のコメント
テスラは2019年に上海工場を異例のスピードで立ち上げ、セダンタイプのモデル3の現地生産を開始。今年からはSUVタイプのモデルYも生産を始めました。生産能力は45万台と言われ。欧州への輸出も開始します。
国産EVを育成していきたい中国がテスラを優遇する理由は「ナマズ効果」であると言われてきました。「ナマズ効果」とはドジョウの水槽にナマズを入れるとドジョウが逃げ回って元気になるという現象です。テスラがナマズで、中国EVメーカーがドジョウです。
最近は、NIOや吉利のZeekrなど中国でもテスラ対抗の高級EVが登場してきました。国産高級EVが育ってくれば、ナマズ(テスラ)が邪魔になる日がくるかもしれません。テスラの初期の対応が良くなかったと思います。テスラは最初に事故の原因を否定した。昨夜、国家市場監督管理局、中国消費者協会から非難を受けた後に、テスラの態度は一変しweibo上で消費者に謝罪した。
それに続く形で、新華社はweibo上でテスラは誠意がないと非難しました。新華社のweiboを読んでみましたが、かなり煽っている印象ですね。
① 国家市場監督管理局:http://www.samr.gov.cn/xw/zj/202104/t20210421_328076.html
② 中国消費者協会:http://www.cca.org.cn/zxsd/detail/30046.html