“教師のバトン” 想定超える悲痛な声
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注目のコメント
結果的にリアルな現場の声が文科省に届いたことは良かった。
文科省も局長が直々に出てきてきちんと声を受け取ったことを表明していることは素晴らしい。
炎上という一見ピンチにも真っ直ぐに向き合えば課題解決につながります。意見表明して終わりにならないよう、今後も文科省の前向きな動きを期待しています。
ちなみにですが、文科省だけが悪いという議論にはならないでほしいと思ってます。働き方の問題は本来職場の問題で校長の責任です。そして、地域の学校運営に責任を持つのは教育委員会です。
文科省が変えなきゃいけない法令は確かにありますが、勤務時間や部活や行事のこと、ましてやパワハラとかは文科省のせいではないと思うわけです。同じような企業の問題を厚労省や経産省のせいにする人いませんよねってことです。『中学校教諭のルーティンワーク』
①朝の会議、朝学習、朝読書指導、朝の会、朝礼、出欠確認。
②授業は4-5時間くらい
③指導案、教材研究、教材作成、授業打合せ、総合的な学習の時間などの授業の準備
④補講、個別指導、質問や宿題の対応や作成
⑤成績処理、試験問題作成、採点、評価、提出物の確認、コメント記入、通知表記入、調査書や指導要録作成などの評価業務
⑥個別面談、生活指導、進路指導、カウンセリング、課題のある生徒への支援、給食指導(アレルギーチェック)
⑦部活動、試合引率、審判
⑧生徒会、委員会の指導
⑨修学旅行、体育祭、文化祭、入学式、卒業式の段取り
⑩部下、教育実習生の指導
その他にも
①職員会議、教科会議、学校評議会開催
②生徒指導の個別打合せ
③給食費や部費の管理など学納金管理
④業務日報、報告書の作成
⑤校内研修
⑥PTA、地域への対応
⑦初任者研修などの外部研修参加
⑧教育委員会などの授業参観や研究会
当時と今の環境は激変しているはずですから、DX等改革をしながら教師しかできない仕事を深化することに期待します。
今の時代、過渡期と思います。
乗り越えられない壁はないはずです。
頑張ってほしい。教員がこのように精神的にも肉体的にも疲弊している状況の中、子ども達に安心して学んでもらう事ができるはずもない。早急な対応が求められる。
以前奈良市の教育委員会の教育振興戦略会議の委員を務めさせて頂いた際に、Boston Consulting Groupさんと一緒に教員の業務の棚卸と効率化や改善案の提案をさせて頂きました。
当時、真因は下記の通りと整理した。
1. 教員の業務負担軽減に向けた抜本的な取り組みの不在
2. 教員の質向上の仕組みの機能不全
2-1. 研修講座の質向上に向けた新陳代謝の仕組みの不在
2-2. 教員評価制度(自己申告評価)の機能不全
2-3. 指導主事の教員支援・育成業務への時間投入不足
3. 管理職・中間管理職の機能不全及び役割の変質
3-1. 管理職・中間管理職の意欲と能力把握・配置の仕組みの形骸化
3-2. 不明確な管理職の業務内容(ミッション)による便利屋化
4. 教育の成果測定指標の不在
今期以降の中教審の部会でも具体的なアクションに移していけるよう、当時取りまとめた内容を生かしていきたいと思います。