2021/2/26

【藤原麻里菜】自分を全肯定する「無駄づくり」のススメ

東 春樹

「オンライン飲み会緊急脱出マシーン」「会社を休む理由を生成するマシーン」など、一見便利そうに見えるがどこか突っ込みどころのある作品を数多く生み出し、SNSでバズを生んでいるクリエイター、藤原麻里菜さん。

自身の制作スタイルを「無駄づくり」と表現する藤原さんが、今年1月に上梓（じょうし）した著書『考える術』（ダイヤモンド社）では、シュールでクスッと笑えるアイデアの発想法が余すところなく言語化されている。

前編ではその思考法の一部を紹介したが、後編では藤原さんのパーソナルな一面をさらに掘り下げ、「無駄づくり」のルーツを探る。

下手でも良い「無駄づくり」

──そもそも「無駄づくり」を始めるキッカケはなんだったのでしょうか。

コメント

注目のコメント

• 牧野 泰才

  東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授

  ・2021年02月26日

  前後編とも面白かった。
  「ひねくれられない人のほうが、これからひねくれる伸びしろがあります。」こういった見方がいいですよね。
  
  個人が情報発信できる時代になるというのは、こういうこれまで知る人ぞ知る的な作品が、アンテナさえ張っていれば届くようになる、ということなんですよね。
  
  最近似た感じでこちらのカズヤシバタさんも好きです
  https://twitter.com/seevua/status/1239176980680994821?s=19
• 東 春樹

  「無駄づくり発明家」藤原麻里菜さんのプロフェット後編では、シュールな作品を生み出し続けるルーツや哲学に迫っています。前編同様、作品もたくさん記事内で紹介していますので、ぜひご一読ください。
  
  藤原さんは試行錯誤の末「無駄づくり」を生み出すわけですが、「下手でも良い」と解釈しているところが、独特のユルさを生んでいるのだとわかりました。淡々と無感情のまま更新され続けるTwitterも含めて、とても今っぽさを感じます。
  
  ちなみに僕が一番好きな無駄づくりは「お好み焼きのマヨネーズをStüssyにする」です。普通に欲しい（笑）
• 廣田 茉由子

  建設業 海外子会社管理

  ・2021年02月26日

  ひゃ～。面白い女性を見つけた！藤原麻里菜さん。『考える術』（https://amzn.to/37Oh85A）
  という本も出版されたそう。
  
  誰かが決めた策を具体化していくのは超得意なんだけど、私、人と違う考えを生み出すのが苦手、というあって、それがコンプレックスだった。（ストレングスファインダーでも「着想」下位）
  
  だから、こういう「オモシロイ」女性は素直にうらやましい。こうなりたい！って思わさせられる。