Apple、全製品をリサイクル材生産 株主総会で構想表明
日本経済新聞
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全素材をリサイクル材に、というのはインパクトがありますね。Appleが総合電機メーカー等と異なり、商品バリエーションがある程度限られてるからこそ、いちはやく宣言できたという見方もできそうです。
リサイクル材への転換にあたって、全てのリチウムイオン電池をリサイクル材で作ることは、特に安定的な生産面からみると、ひとつの課題です。そして元々Appleはグリーンアルミ(直接的に炭素を含まないアルミニウム精錬プロセスを経て作られるアルミ)の採用拡大を狙ってきましたが、今度はリサイクルアルミに限定して脱炭素技術をもつ調達先の発掘が必要となりますので、このあたりも難儀なところと考えられます。日本でも低炭素を売りにしたアルミ二次合金はありますが、脱炭素は課題があります。純度が下がってしまうと作ることができないものが非常にたくさんある。再生材だとテープなども接着強度が落ちたりもする。ガラスなども光学的に美しさを求めるようなものだと、再生材を使うのはかなり難しいように思う。
ステキな取組みで成功を願うけれど、その前にガラスの強度を上げて欲しい。あの強度が弱いために、フィルムを貼らないといけないし、ケースが必要。結果、付属品のビジネスが生まれている。容易ではないだろうけど、そのような備品が無くとも安心して使用できる素材の実装を是非とも実現して欲しい。日本のメーカーの十八番では?