あなたのオンライン会議が進まないのは?コロナ禍で重要性増すスキル
コメント
注目のコメント
オンライン会議で求められるファシリテーションのスキルは、これまでの対面型のファシリテーションとも、違ったスキルとなりますね。
さまざまな人が自分=オーディエンスにならないように参加型で、発信することを促したいわけですが、オンライン会議ですと、カメラオンに必ずしもなっていないので参加している状態でも、発言がreadyな状態かどうかは、わかりません。ですから、ふっていいのか、聞いて良いかどうかの雰囲気がつかめないために、難しいなと思っています。
一度色々な意見を話してもらうと、場の心理的安全性が保証され、人は発言する機会を自ら出そうとしますが、限られた時間の中で早い開始からその状態に早く持っていくことが必要です。
また、ミュートを切ってまでして、発言したいかどうかという、ハードルもあります。聞いている分にはいいのだけど、わざわざミュートを外してまでするかなというところですね。
そんなときには、絵文字の反応もそうですが、オンラインツール上でチャット欄がありますが、このチャットなら書き込むという人は割と多くいらっしゃいます。チャット欄に投稿されたことをまたファシリテーターが拾い、その言葉を深掘りするなどして、さまざまな入り口やきっかけから、ファシリテーターが参加者を発言者として引っ張ることが、早い段階からできるかどうかが、ポイントだと考えます。CLUBhouseでもそうですが、ファシリテーターの役割が重要と感じます。中立な立場で、皆の意見を伝える機会を与え、違いを検討しながら、合意していくようなことを意図的に考えながら進行していく人がいると良いです。
また心理的安全性の確保は非常に重要です。(これはどこでもそうですが)
相手の質問を深掘りしようと、なぜ?を繰り返しながら自分で自分のことに気付く働きかけをするコーチングなども直接行うのとオンラインでは熱量感というか、人肌感のようなものが低く、時に相手の自己肯定感を下げていき、またその人の尊厳すらも認めない悪循環に陥っていく恐れがあります。
要するに喧嘩になることもあります。
皆の意見を平等に中立的な立場で俯瞰して受け入れて、メンバー感でのラポール形成を構築する役目が、円滑で深みのあるオンライン会議には大切と感じます。オンラインの会議やイベントなどにはリアルとは違うファシリテーションのスキルが必要。これは間違いありません。
講演や講義なども同じで、オーディエンスの顔が見えないので、リアクションを確認しながらテーマを変えたりするのが難しい。
いきおい、予めシナリオをしっかり立てて進めざるを得ない。アドリブで聴取の心をつかむというより、「進行」を重視せざるを得ない。
ここをどうやって乗り越えていくかがこれからのチャレンジだと思う。