ファイザーのワクチン 厚労省 12日に承認の判断へ 最終調整
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アストラゼネカに続き、ファイザー社のワクチンも承認へ進んでおります。
アレルギーについて言及がありますが、現時点では、食事や薬、以前別のワクチンでアレルギーが出た方も、今回のワクチンのアレルギー反応との関連性は示されておらず、関係なく接種することができます。念のため、接種前に、アレルギーがある事を医師にお伝えしておくと、安心です。
喘息やアトピーと言ったアレルギーが関連する疾患をお持ちの方も接種対象者からは外されておりません。
コロナワクチン接種後は15-30分間待機する事になり、その間にアナフィラキシーが出た場合、アドレナリンを太腿に打つ事で治療が可能です。認可予定がさらに早まりました。関係者が最速で動いておられるのだと思います。政府の手配で、「超低温冷蔵庫の準備を並行して行っている」という話が出ていましたが、今回は国家主導によって行われていることの裏付けです。認可前の医薬品に対し、認可を前提とした企業の準備が表に出ると認可当局から注意を受けると、業界では信じられていますので・・・。
記事中、アナフィラキシーのことが書かれています。アナフィラキシーショックは、原因物質により感作される準備期間の後、その原因物質が再び生体に接触することで引き起こされる「全身的なアレルギー反応」とされていますので、起こってしまえば重い健康被害を引き起こします。「一度スズメバチに刺された方が、2度目に刺されると危ない」と言われますが、一度刺されていいる状態が原因物質に対するアナフィラキシーの「感作」状態ですので、これと言っていることは同じで、過去に含有成分でアレルギー反応が起こったことのある方は、薬剤の何らかの原因物質に「感作」されている方となり、その医薬品の投与対象としてハイリスクの方と判断されます。過去にアナフィラキシーが起こったなどという場合は相当に危険度が高そうです。
製薬企業は、最重要情報として、「添付文書」の最初のところに、赤枠付きで記載します。インフルエンザワクチンの場合も、「本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者」と記載されています。お決まりの文言ですが、必ず記載しています(認可条件でもあります)。病院でもこのお決まりの文言で、注射前に確認されるのではないでしょうか?
アナフィラキシーショックは重大な副作用ですので、これが起きやすい方への該当の薬剤の使用は、リスクがベネフィットを上回り、「投与対象外」というのは当然の判断となると思います。ここは誤解の多いところですので、改めてご確認ください。
「承認する場合、接種の対象者は当面16歳以上とし、過去にワクチンに含まれる成分で「アナフィラキシー」などの重度のアレルギー反応が出た人については使用を認めない方針だということです。」
使用が認められていないのは、「過去にワクチンに含まれる成分」で「重度の」アレルギー反応が出た方です。例えば、ポリエチレングリコールという成分に対して過去にそのような反応が出た方は接種を受けられません。
一方、重度の食物アレルギーのある方は、接種を受けていただくことが可能です。