2021/1/27

【Q&A】男性も理解すべき、「妊娠とテクノロジー」の話 

メディカルパーク横浜 院長
シリコンバレーのIT企業をはじめ、米国の企業で導入が進む「妊活・不妊治療」の福利厚生。
特に女性の離職率が非常に高いIT業界では、安心してキャリアと家族設計をできるようにと、卵子凍結の費用を福利厚生でカバーする企業が増えている。
シリコンバレーで働く記者自身も、「そろそろクリニックで卵子凍結すべきよね」とソワソワし出す30代の女性を何人も見てきた。
彼女たちは、同僚や会社に遠慮することなく社員としての権利を行使し、卵子凍結に向かう。
しかし、日本ではそもそも卵子凍結にあまりなじみがないかもしれない。関心を持っている女性は非常に多いが、声高にそれを会社や同僚と議論するという文化が希薄だからだ。
そこで特集2話目では、そもそも卵子凍結とは何なのかについて紹介したい。
不妊治療専門のメディカルパーク横浜院長、菊地盤(きくち・いわほ)医師が、女性も知らない体の不思議な仕組みから、その技術までを徹底解説する。

卵子と精子に寿命はあるの?

まずは妊娠、出産の超基礎から復習しましょう。