生鮮食品の鮮度をアプリで表示 食品ロス削減の効果検証へ
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賞味期限・消費期限が古いものを売るためには、新しいものと古いものを同時に店頭に置かないか、価格で調整するしかないといいます。
これまでも小売店における食品ロス削減の取り組みとして、古い賞味期限のものに割引シールを貼る伝統的な方法や、店頭でシールの色と電子掲示でその時の価格を確認する方式の実証(https://newspicks.com/news/5356304?ref=user_1549708)等が行われていました。今回は鮮度の数値を店頭だけではなく、自宅でも見ることが可能というのがポイントだと思います。将来的にスマート冷蔵庫との連携が期待できそうです。
一方で、店頭でアプリを起動して調べるのではなく、価格を電子タグでダイレクトに表示するというやり方のほうが買い物客としては利便性が高く、結果的に食品ロスを救える量も多くなると思います。
オランダの大手スーパーマーケットのアルバートハイン(Albert Heijn)では、消費期限毎の価格を電子タグにシンプルに表示する形となっており、鮮度を優先するのか、価格を優先するのか、非常に感覚的に選べるようになっています(https://www.magicprice.co/blog/pricing-lab/supermarket-dynamic-pricing-wasteless/)。日本でも不可能ではないはずです。
また、ダイナミックプライシングには、鮮度に応じて販売価格を変動させるほかに、気候や在庫量などにも連動させられる可能性を秘めているので、今後も様々なパターンの実証の可能性を秘めています。面白い。最近はビル・ゲイツも注目している、吹きかけるだけで野菜やフルーツの鮮度を保つテクノロジーを作っているApeelという会社も出てきている。フードロス問題の解決はサステナビリティ観点からもすごく大事。
https://www.cnbc.com/2018/12/31/bill-gates-backed-apeel-sciences-makes-fruit-avocados-last-longer.html鮮度に応じて販売価格が変化するというのも利用するインセンティブになりますね。スーパーでもお値打ち品がまとめておいてありますが、運用がより効率的になると思います。
購入後、決済アプリ内で冷蔵庫にある生鮮食品の鮮度がすぐわかるようになると、冷蔵庫内の無駄がなくなるので、そこまでできるといいですね。