英コロナ変異種、死亡リスク高い恐れ ワクチンは有効=首相
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確かにWHOのデータを見ると、日当たり感染者数はすでにピークを打った感じがありますが、それを人口当たりに直すと依然ヨーロッパトップレベルですし、残念なことに死亡者数は突出しています。
英国の医療システムはかなり厳しく、教会でワクチン接種を進めている(でもそれができるだけ、供給体制はしっかりしているような印象ですが)事実がそれを物語っている気がします。一方で、ワクチンが有効性を示しているのも確かなようです。
他方で、他の記事でも述べていますが、徒な行動制限の強化が社会危機的な様相にならないかを私は危惧しています。すでに1年近く、こうした異常事態が続いています。英国といいましょうか、個人主義的なヨーロッパ社会の性格を考えた場合、どこまで社会に耐性があるのだろうか、疑問です。
同時に、日本で英国のようにならないためにも行動制限を強化すべき、という理屈はミスリードだと思います。日本は緩い行動制限でも、人々が良く守っているので、この感染水準です。英国では厳しい行動制限でも、それを守らない人が多くいます。
こうした事情を考慮せず、医療のために社会をもっと締め付けるべき、では、日本でも人々のストレスが募るばかりです。誰だって感染などしたくはありませんが、生活があります。日本人はこの局面で良く頑張っていると思います。戦略的なワクチン接種の推進が求められるのではないでしょうか。
注目のコメント
「死亡率が高くなった可能性がある」というのはものすごいパワーワードですね。
これがどの程度の信頼性かは、データが示されたわけではないため判断できません。しかし、全く根拠なくこの様な重要な情報を公言する事はなく、何らかの非公表データをもとに専門家がそう判断しているという状況と推測します。
死亡率が高くなり、感染力も強くなったウイルスが今後は社会に広まるとすると、これまでわかっている重症化因子を持つ方は、より一層の警戒が必要となり、これまでは死亡率が高くなかった年齢層の方々にも命の危険が増すと言うことになります。
これまでコロナウイルスは、感染しても重症化しない層が過半数という点で、「Withコロナ」という事が考えられていました。しかし、病原性が高まり、エボラウイルスの様な誰でも死のリスクと隣り合わせという病原体であれば、経済の事を考えるまでもなく強制的にロックダウンという判断になっていたと思います。
じわじわと死亡率や感染力が高まるとすると、ゆでガエルの様にその危険性に気付かぬまま茹で上がってしまう可能性があります。
今の時点で、新型コロナウイルスの危険性を再認識し、コロナの感染拡大を抑えるための行動に日本国民全員で取り組む必要があります。そして、英国で普及させているワクチンは、この状況を一変させる可能性があり、大きな期待が寄せられます。これは、バイアスの可能性も残され、現実を反映するかはまだ不確実なデータではあるものの、散発的に変異株の報告が見られている日本では、すでに感染が広がりつつある可能性もあると捉え、”Assume the worst”の原則で深刻に捉えておく必要があると考えます。
個人レベルでの感染対策に大きな違いがあるわけではないものの、政策レベルでは、あらかじめより高度な感染対策を考慮しておく必要があるかもしれません。
また、個人レベルでは、しっかりとした感染予防策への遵守とともに、ワクチンの重要性をますます高めるニュースと捉えていただくと良いと思います。不確実な要素もあり、医療体制の逼迫などの要因も考えられるという専門家の意見も報じられています。既に承認されているワクチンは有効であるとも強調されていました。これまで通りの感染対策を徹底するしかないのでしょう。