2021/1/1

名経営者たちの決断に学ぶ「ピンチに負けない突破力」

NewsPicks編集部
この1週間、【「変わりゆく世界」での必読書】と題したブックガイド特集を掲載する。

この連載は、ビジネス、報道、国際政治、マネーなど各分野の第一線で活躍するプロフェッショナルに、これからの時代に必要な「視点」を身に付けるための「必読書」を紹介してもらうというものだ。

ぜひこの年末年始、じっくり腰を据えて読書に取り組み、見識と感性に磨きをかけてほしい。
「変化の時代」「予測不可能な時代」といったキーワードを経て、2020年はまぎれもない「危機の時代」に突入した年だった。「コロナ倒産」の件数は現在進行形で増え続け、感染症の爪痕は社会の広範に及んでいる。
そんな年が明けた今、改めてひも解きたいのが「会社のピンチを乗り越えた経営者たちのマインドセット」だ。そこには、この危機の時代を生き延びるのに役立つ叡智が詰まっているはずである。
【「変わりゆく世界」の必読書】第5回では、『経営戦略全史』などのベストセラーがあり、無類の読書家として知られる三谷宏治氏に、数ある経営者の自伝や評伝の中から、とりわけ注目したい5冊をセレクトしてもらった。
三谷宏治(みたに・こうじ)
1964年、大阪生まれ。KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院教授。東京大学理学部物理学科卒業後、BCG、アクセンチュアで19年半経営戦略コンサルタントとして活躍。1992年INSEADでMBA修了。2006年から教育分野に活動の舞台を移し、年間1万人以上に授業・講演。『経営戦略全史』はビジネス書賞2冠。近著に『戦略読書〔増補版〕』(日本経済新聞出版)。