2020/11/28

【読書】在宅勤務でも劇的に成果が出る「ちょっとした工夫」

NewsPicks編集部
NewsPicks編集部が、本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、話題の書籍の要約をお届けする連載「10分読書」。
ぜひ、週末のひとときで新たな知識を手に入れてほしい。(4380文字)

脳の認知資源を浪費するな

家では集中して仕事ができないという人もいるだろう。その原因のひとつは部屋の環境にある。
散らかった状態が目に入っていると、脳の認知資源が奪われて集中力を失ってしまうのだ。作業環境を整理して、脳の認知資源を作業に集中させ、集中力と情報処理能力を改善しよう。
ただし、物を減らせば集中できるというものでもない。2004年ごろ、著者がGoogleのオフィスを訪問した際、エンジニアのデスクにはマウンテンバイクや趣味のおもちゃなども置いてあった。
もしそれらが集中力を削ぐのなら、彼らがそんな環境を放置しているはずはないだろう。重要なのは、仕事に関係のないものを置かないことではなく、きちんと整理整頓されていることだ。
在宅勤務の盲点となるのが空気だ。オフィスなら気にならなくても、自宅という閉鎖空間であれば、大きなインパクトがある。
一般的に、二酸化炭素の濃度が1000ppmを超えると思考に影響が出始めると言われている。
外の空気は400~450ppmだが、室内になると、人の呼吸だけでも二酸化炭素の濃度が上がる。著者は、会議で参加者が疲れた様子を見せたとき、二酸化炭素測定器で濃度を測ってみた。