2020/10/24
【解説】上半期の倒産、15年ぶりに4000件下回る背景
コロナ禍で景気悪化が続いているが、企業の倒産件数は過去最少の水準まで減少している。
2020年度上半期(4~9月)の全国の企業倒産(負債1000万円以上の法的整理、個人事業者含む)は3956件(前年同期比5.2%減少)で、2004年度下半期以来、15年半ぶりの4000件割れとなった。
負債総額は6012億5000万円で前年同期から6.5%増えたものの、それでも2000年以降では2019年度上半期(5646億4800万円)に次ぐ小ささだ。
景気が急速に冷え込む中にもかかわらず倒産が少ないのは、国による中小企業向け各種支援策によるところが大きい。
国の支援策に隠れた「ゾンビ企業」や、倒産回避の政策の先にある懸念について考えてみた。
15年半ぶりに4000件を下回る
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この連載について
信用調査のプロである帝国データバンクの記者たちが、NewsPicksだけでお送りするオリジナル連載「こうして企業は倒産する」をリニューアルしてアップデート。話題の倒産を追う「倒産ルポ」、マクロの倒産動向の解説、最新の産業トレンド、独自の特別企画レポートなどを毎週木曜日にお届けします。
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