(ブルームバーグ): 電気自動車(EV)メーカー、米テスラは中国で同社初となる安価な車載電池を搭載したセダン「モデル3」を1日にも発表する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。生産コストを引き下げ、世界最大のEV市場の中国で販売を伸ばすことが可能になる。

関係者の1人によると、中国電池メーカーのバッテリーを搭載したモデル3の価格は政府の補助金込みで24万9900元(約388万円)。テスラの基本モデルの最低価格は約10%下がる。現行モデルは最低で同27万1550元。

テスラの新パワートレインには中国の寧徳時代新能源科技(CATL)が製造する高価な金属のコバルトを含まないリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池が使われる見通し。テスラの上海工場で生産される自動車はパナソニックや韓国LG化学が製造するニッケル・コバルト電池を現在使用している。

テスラの中国担当者はコメントを控えた。

原題:Tesla Said to Cut Price on Chinese Model 3 With CATL Battery(抜粋)

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