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【ゲイツ絶賛】「進化論」×「社会科学」が未来をつくる

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    デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授

    一見、「人間は遺伝学的に変えられない」という優生思想的な遺伝決定論かと思いきや、以下でものすごく共感しました。
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    実際、「人間は社会学的に変えられる存在だ」という考えは、私の見るところ、「人間には遺伝学的に変えられないところがある」という考えよりも、昔からよほど害を及ぼしている。
    たとえば同性愛にかんしてである。これに生物学的な根拠をいっさい認めず、個人で制御できる生活様式の好みの問題とみなし、それを理由に他人が同性愛に非難や軽蔑、弾圧、暴力を向けてきたという、長い歴史が存在するのだ。
    **********
    昔、「一卵性双生児を対象に遺伝と環境のどちらが知能やパーソナリティに影響を与えるのか」みたいな行動遺伝学の研究に興味があって調べていた事があるのですが、「新しいもの好き」「できるだけ損するのを避けようとする」「人から褒めてもらいたいという気持ちが強い」というパーソナリティについて遺伝子が寄与することが研究から明らかになった、というのを読んだことがあります。ただ、その割合はそれぞれ、34%、41%、44%で、残りは、環境影響によって決まる、というものでした。

    その他に、空間性に関する知能テストについては、遺伝要因が70%ですが、言語性に関する知能テストは、遺伝要因が14%と小さく、残り86%が環境要因だそうです。

    知能やパーソナリティの特定の領域については遺伝子の寄与が高いけれど、全てがそうではない、という至極「そうでしょうね」な結果ではあるのですが、数値として示されると納得しますよね。「遺伝子の寄与が高い部分とそうではない部分がある」と理解した上で、偏見や色眼鏡で見ずに「個」として受け入れる世の中になれば良いと思いますし、そもそも人の知性やパーソナリティをどうこうしようという発想や、他人がジャッジする権利も必要もないですよね。


  • NewsPicks NewsPicksパブリッシング副編集長

    コロナの感染経路対策の第一人者として、日本でも橘玲さんや津川友介さんなどの紹介で知られつつある、イェール大学ヒューマンネイチャー・ラボ所長、ニコラス・クリスタキス。その新著『ブループリント』が本日刊行されます。

    クリスタキスの専門はネットワーク科学。人間のネットワークが個人や社会に及ぼす影響を解明したことで「タイム」誌の「世界で最も影響力のある100人」等にも選出された、その道の権威です。が、進化生物学はもとより、歴史学、文化人類学、哲学など人文社会系の知見にも通暁したビッグ・シンカーでもあります。

    本書『ブループリント』はこうした人文・社会・自然科学の知見を縦横無尽に総動員して「人間の本質」を抉り出し、「善き社会」の姿を描くビッグアイデア・ブックです。

    本記事でその一端を味わっていただけましたら幸いです。


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    埼玉大学経済経営系大学院 准教授

    非常に興味を惹かれた。読んでみようかと思う。
    科学とは、我々が構築した社会的現実を合理性を通じて刷新する方法である。
    我々は社会的に構成された理解の枠組みを通じて、我々が何者であるのかを知る。良い面もあれば、悪い面も当然存在する。すなわち、我々はどのように「自分たち」であるかを制約されるからだ。
    この時に、科学というのは非常に優れた方法である。とりわけ、反証することは極めて有用である。反証とは、我々の社会的に構築した理解など、世界の複雑性のごく一部に過ぎないことを指し示すからである。
    一方で、科学それ自体も、ブルーノ・ラトゥールが示したように、そもそも政治的な存在でもあり、あらゆるファクトは解釈されて初めて意味を持つ。
    この狭間で我々人間がどのように生きるか、我々をいかに刷新しうるのか、ということが投げかけられているのだろう。


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