インフル患者数、1000分の1以下に…コロナ対策で異例の少なさ
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2019年のシーズンは例年より早く流行し始めて、新型コロナの流行に合わせてインフルエンザの流行が早期に収まりましたからね…
インフルエンザはシーズンごとに流行のはじまりが異なりますので、単純比較は難しいと思います。
▶インフルエンザの流行状況(東京都 2020-2021年シーズン)
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/flu/flu/
なお、立ち上がりかかった昨シーズンのインフルエンザの流行がおさまったのは、新型コロナウイルス感染に対する行動変容が、インフルエンザウイルスの流行を抑えたかもしれないと考えられています。
▶Sakamoto H, Ishikane M, Ueda P. Seasonal Influenza Activity During the SARS-CoV-2 Outbreak in Japan. Jama 2020.
今シーズンのインフルエンザの流行がどうなるかは読めませんが、季節が逆になる南半球では、この夏のインフルエンザの流行が極めて少なかったそうです。
▶【希望?】この冬の南半球で、インフルエンザになる人がビックリするほど少なかったことが判明
https://news.yahoo.co.jp/byline/mamoruichikawa/20200911-00197625/
日本でもこのまま流行が少なければいいですね。そうなんですよね。昨年の冬も、コロナのおかげで?インフルエンザは、ほとんど流行せずに終わりました。
インフルエンザは、毎年、かなりの死者を出していて、コロナと差し引きすると、むしろ死者は少なくなりました。
保育園や幼稚園では、夏の季節は、手足口病や、ヘルパンギーナなどが流行するのですが、今年は全く流行らないそうです。
子供達は、通常、病気をしながら免疫を獲得して強くなるのですが、あまりに無菌状態、人との接触がない状態なので、ほとんど病気してないそうで、これが大人になってからかかってしまうと重症になりがちなことから、問題視されているそうです。
おたふくや、水ぼうそうも、同様です。
私も、家に病原菌を持ちこむ子供達のせいで?よく風邪をひいてましたが、今年になって一度もひいていません。
いかに、手洗いうがいが大事か、ということですね。
でも、子供たちが小さい時に、かかるべき病気にかからず、免疫を獲得できていないのは、問題です。記事で紹介されている通り、昨年はこの時期に沖縄で比較的大きな流行があり、そこから派生した他地域での感染拡大もありました。その比較的特別なイベントと、ここまでの今年の状況を単純比較して、あまり意味を持たせてはいけないように思います。
注視すべきはむしろ、これから秋、冬にかけての動向です。
加えて、昨シーズンはコロナウイルスの感染流行後、保健所の業務過多によりインフルエンザの報告漏れが起こっていたことも指摘されており、不明な点も多く残されています。
油断せず、しっかりとインフルエンザのワクチン接種を行なっていただくこと、そして引き続き感染予防を継続することが重要と思います。