2020/8/29

【CEO直撃】コロナ真っ只中で資金調達、危機を生きる心構え

洪 由姫
NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局)
パスポートより小さいボックス型の端末をコンセントに挿すだけで、高齢者の呼吸や心拍数などを測ることができる。
そんなデバイスを開発するサンフランシスコのスタートアップ、Tellus You Care(テラス・ユー・ケア)が来月、日本でいよいよ商業展開を始める。
「高齢者大国」として世界の先頭を走る日本をビジネスの主戦場として選び、今月には東京大学エッジキャピタルパートナーズらからの資金調達も発表した。
新型コロナで経済が不安定になる中、難局を乗り切るまでには、努力と運、そしてかつて金融危機の最中に起業したメンターたちの強いアドバイスがあった。
起業家として、いかに逆境を生き抜くのか、そして見据えるビジョンについて、NewsPicks編集部がタニア・A・コークCEOに話を聞いた。
Tania A. Coke(タニア・コーク )テラスCEO スタンフォード大学修士修了。 Google 及び S&PのCapital IQ で、製品や戦略業務を担当する。また、ハーバード大学医学部、 MITの脳科学研究室などで研究職の経験も持つ。趣味は「だるま(達磨)」の収集。左は共同創業者でCTOのケビン・シュー

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