2020/8/26

【社長激白】LINE=出前館が「Uberの逆」を狙う理由

NewsPicks 副編集長
シリコンバレー発のフードデリバリーアプリ「Uber Eats(ウーバーイーツ)」とともに、日本の業界をけん引するのが、出前館(本社:大阪市)だ。
出前館は1999年の創業で、電話が主流だった出前の注文を、専門サイトで受け付けるビジネスモデルで成長した。
しかし、Uber Eatsなど新興勢力との競争激化もあり、今年3月に、メッセージアプリを展開するLINEの子会社となることを決めた。
LINEからの投資資金が増えた今、ダウンタウンの浜田雅功さんをテレビCMに起用したり、8月21〜23日には、注文金額を半額にするキャンペーンを行うなど、新たなユーザー獲得に前のめりだ。
注文をするユーザーの視点から見ると、出前館もUber Eatsも、できたての食事を自宅まで届けてもらうという点で、同じに見える。しかし、両社のビジネスモデルや戦略は、大きく異なる。
今回、NewsPicks編集部は、LINE出身で6月に出前館の新社長に就任した藤井英雄氏へのインタビューを敢行。
新社長が語った内容とともに、これから出前館が目指す「Uberとはほぼ真逆の戦略」を取る理由に迫る。

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