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注目のコメント
マーケティングでもっと未大事なことの一つに「測る」があります。何をやっても効果が図れなければ、施策を検証することができないので。
サブスクの需要予測ができる測り方。それに誰もが発信する時代だから、誰もが測れる測り方、これから主流になっていくんだろうな〜「収益を押し上げるのは新規加入者の数だ」
「新しいコンテンツは加入者を引き寄せる」
「コンテンツの成功は、何人が視聴するかよりも何人の新規加入者を獲得できるかにかかっている」
あるものと全く同じビジネスモデルです。
そう、このNewsPicks.
そしてこの記事自体もまさにオリジナル有料というエスプリ.コンテンツ評価の新しい指標を提供している「バロット」についての記事です。「コンテンツが引き寄せる加入者数」を予測するもので、具体的には「新しいコンテンツは加入者を引き寄せ、懐かしさが売りの古い番組は会員の退会を防ぐのに役立つ」といったことがわかる、と。ただ、算出方法は複雑です。
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パロットが開発した「需要度(Demand Expressions)」なる指標は、インターネットで収集したさまざまな「シグナル」を基にしている。グーグルで検索されたドラマや映画のタイトル、フェイスブックで獲得した「いいね」の数、海賊版のダウンロード数、ウィキペディアのトラフィックなどを分析し、コンテンツの人気ぶりを割り出すのだ。
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視聴率や興行成績という指標がなかなか廃れないのは、シンプルだからです。複数の指標を組み合わせたものは、異常値の原因を探るのに時間がかかります。指標はシンプルであればシンプルであるほど便利です。新型コロナで「感染者数」が注目されてしまうのも同じ理屈ですね。ウェブメディアであればページビューです。どの指標を軸に意思決定を図るかによって、アウトプットは大きく変わります。
「需要度」がNetflixの加入者増に貢献しているとすれば、これを採用するコンテンツ企業は増えそうです。ただ、算出方法がブラックボックスなので、視聴率や興行成績に変わる指標にはならないでしょう。端的にIR資料には載せづらい数値です。滞在時間、継続率、ARPU……。サブスク配信においてなにを指標にしているかで、その企業の方向性が見えると思います。