“グローバルニッチトップ企業”に100社選定 海外展開を支援へ
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隙間市場でしっかりとした技術があるが、小さい会社であるため、海外進出も含め次の展開をうまく進められないという会社はどこの国にも存在します。日本でも、特に製造業でそういった企業さんとお話をするきっかけがあり、みなさん悩んでいらっしゃいます。政府の後押しで、人材確保や商談のきっかけをつかみ海外市場向けに変化させて展開できるといいですね。小さい会社にとってはこういった選定されるということが一つのご縁になります。
原本こちら。とくに「2020年版グローバルニッチトップ企業100選について」の最初のスライドが興味深いが、電子材料が極めて多い。様々な中計などをみると、市場規模が大きい、流行りの市場への言及が多い。一方でこういうなくならない需要で作り続けることはキャッシュカウとして重要。また日本企業にとっては、市場規模が大きく成長しているところは投資の思い切りが一般論として悪く、それよりこういう領域のほうが作り込みも効き、正直向いているように思う。
なお以前はグローバルシェアトップの代表格だったデジカメも、市場規模・シェアで一番大きいが、市場自体の地盤地下が激しい。
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200630002/20200630002.html
ちなみにこの経産省の取り組みは好きなのだが、「グローバルニッチトップ」は日東電工の登録商標。ただ資料に一言も日東電工への言及がないあたりは気になる…お互い了承のうえだとは思うが、いいコンセプトだし、だから日東電工は商標登録したと思うし、「日東電工のご厚意で」とかあってもいいように思う。
https://www.nitto.com/jp/ja/about_us/concepts/businessmodel/記事名前が載っているレオン自動機は東証1部上場企業ですが、リストの中では中堅企業に分類されていています。
大企業、中堅企業、中小企業の定義は以下の通りだそうです。
大企業:世界市場の規模が100〜1000億円程度であって、概ね20%以上の世界シェアを保有。
中堅企業:大企業のうち売上高1000億円以下の企業で概ね10%以上の世界シェアを保有。
中小企業:概ね10%以上の世界シェアを保有。
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200630002/20200630002-2.pdf
選定企業の単純平均の海外売上比率は45%とのこと。
記事には「これらの企業の海外展開や研究開発を重点的に支援」とありますが、資料には「表彰」と記載されており、どのように支援するのかわかりませんでした。