【山口揚平】一生モノの勉強を始めよう

2020/4/26
「積立投資はいわば、証券会社のサブスク。やめておいた方がいいですよ」
事業家・思想家の山口揚平氏のインタビューは、冒頭から刺激的な言葉にあふれていた。
20年近く金融市場に関わってきたプロの投資家の顔を持つ山口さんは、個人の資産運用の定番である積立投資をバッサリと切り捨て、「コロナ後」も変わらぬであろう投資の基本を説く。
一方、思想家としては、コロナ禍による社会やコミュニティの動きが、「お金」の本質的な変化を後押しすると予想する。
「アフターコロナのお金論」2日目は、金融市場における「お金」と、日々の生活で使用する「お金」、それぞれの変わらぬ本質と、大きな変化の波を整理することで、お金とは何か、投資とは何かを考える。
山口揚平(やまぐち・ようへい)東京大学大学院学際情報学府修了。専門は貨幣論・情報化社会論。1999年より大手コンサルティング会社でM&Aや企業再生を経験し、独立。シェアーズ代表取締役として、個人投資家向け企業分析サイト「ValuationMatrix®」を運営する。その傍ら、ブルー・マーリン・パートナーズ代表取締役として宇宙開発から劇団まで複数の事業・会社を経営。著書に『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』(ダイヤモンド社)、『新しい時代のお金の教科書』(筑摩書房)など

積立投資は「証券会社のサブスク」