東京都の「陽性率」、高止まり 感染収束へ検査拡充急務
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多くのバイアスを取り除くことが難しい「陽性率」で論考するのが正しいのかは定かではありませんが、いま、東京都で検査の拡充が急務であることに、疑いの余地はありません。
感染が広がった分、検査数の確保は必須です。そうでなければ、確実な隔離と検疫措置が十分取れない可能性が高いからです。
時期的に、インフルエンザの流行がおさまり、紛らわしさも減りました。このことは、コロナウイルスの事前確率を高め、もう一つ検査を推し進めるよい理由です。
また、「検査拡大による感染者数の急増は医療機関の病床を圧迫し、医療崩壊を招く恐れもある」と主張する必要性は下がりました。検査陽性=入院から、軽症者は隔離施設やホテルでの隔離も可能になってきたからです。
このように、検査の事前確率や検査陽性後の状況が異なる今、過去の検査に対する考え方は変えていくべきとの意見に賛同します。
ただし、検査の拡充への障壁は多岐に渡り、単純な問題ではないことも述べておかねばなりません。
少なくとも、日本では「感染者数を少なく見せるためにわざと検査をしていない」という種の意見には強く異論を唱えたいと思います。現場では様々な障壁が生じています。急速な使用に試薬が足りなくなる。PCRをまわす人員に感染が起こる。批判や解決策の提案にあたっては、そのような想像力も働かせる必要があると思います。陽性率も感染者数も、検査が限られている状況では現状を反映しきれているわけではないので、その数値だけをとりあげて語れるものではないですが、
検査があまりに制限されている状況は改善が必要。
とはいえ、検査を行うためには防護服の脱着が必要であったり現場のキャパ的にもいくらでも検査できるわけではないのも現実です。
ドライブスルー方式なども活用して、必要な検査はスムーズに行えるようになるとよいですが。陽性率の高さは僕も気になります。
また検査数ですが民間の検査は週1回しかデータ更新されないらしく、そういう部分が分析を難しくしてる。
https://twitter.com/kunikazu_suzuki/status/1253253671699144706
個人的には更に海外流入分の数字も意識的に色分けして欲しいと思っている。なぜなら都民がいくら自粛しても帰国した日本人や入国した外国人が海外で感染して発症するといった件数が多ければ、都内のRを見る上では大きな分析ミスの要因になると思うから。
検査体制については、厚生労働省もクラスター対策から検査重視にカジを切ったという報道もあります。医師会らも動いて検査体制を整えつつあるとも聞きます。それに期待しています。
https://www.youtube.com/watch?v=WONJF1418Is&t=1s