【事件】テレワークでありがちな「20の問題」

2020/5/1

長引く新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務を導入した企業も多い。だが、これまでの日本では、ほとんどの企業がオフィスに出社して働いていた。

突然のシフトチェンジに、困惑している人も少なくないだろう。それは上司や経営陣も同じだ。

かつて誰も体験したことのない状況に放り込まれたがゆえに、さまざまなトラブルが巻き起こっている。

そうしたトラブルは一体、なぜ起こるのか。

NewsPicks編集部は産業医として、数々の企業やビジネスパーソンと向き合っている大室正志氏を直撃。テレワークでありがちな問題と、その背景について解説してもらった。

これらの20のケースには、思わず共感できる部分のみならず、在宅勤務を成功させるヒントがふんだんに詰まっている。

コメント

注目のコメント

• 大室 正志

  大室産業医事務所 産業医

  ・2020年05月01日

  「テレワークあるあるを20個位出したいんです」という編集部の依頼に硬軟取り混ぜて話しています（軟多め）。
  
  現在起きている変化は、本来のテレワークのコンセプトである場所に縛られない働き方ではなく、強制在宅勤務です。
  
  自分が人事から聞いて意外だったのは、在宅勤務で家事との両立が楽になるかと思いきや、むしろ夫から仕事を反対される妻が出てきているという話。しかもハイパフォーマーに限ってと。妻がバリバリ仕事をしているのを目の当たりにすると嫉妬したり脅威と感じたりする男性は未だ多いのかもしれません。（これを自分は旦那ブロックと呼んでいます）
  
  導入当初は様々な不具合もある在宅勤務ですが、この流れはコロナ後もある程度は残存すると思いますので、今のうちに問題点を洗い出し改善につなげていただけると幸いです。
• 平井 啓一朗
• 上田 真緒

  PIVOT エグゼクティブ・エディター

  ・2020年05月01日

  特集第5回では、「ストレスフリー」ではなく、「ストレスフルな在宅勤務」で今まさに起きている「あるある事件簿」を20ファイルお届けします。数多くの企業で産業医を務める大室正志先生にお話を伺いました。
  
  悲劇と喜劇は紙一重。大室先生の比喩が面白くて笑いながらお話を聞いていましたが、実は大きな社会的課題をはらんでいます。しかも、密室で起きているだけに表面化しない怖さがある。これらを解決しないと「ストレスフリーな在宅勤務」は実現しません。
  
  みなさまの周りで起きている“テレワーク事件”もぜひお寄せください。