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これまでのワクチン開発に最も支障をきたしてきた事象の一つが、記事でも紹介されているenhancement(増強)です。正確には、vaccine-induced enhancement(ワクチン誘発性増強)と呼ばれ、ワクチンを接種した方で、逆に感染しやすくなったり、症状が悪化し死亡率が高まるなどの現象が見られてしまうことがあります。

この具体的なメカニズムは分かっていませんが、その一つに抗体依存性増強が考えられており、ウィルスと戦う武器であるはずの抗体が、むしろウィルス感染を助けてしまうという現象が観察されています。

実際に、これはネコのコロナウィルスワクチンの研究や、ネズミに対するSARSワクチンの研究など、他のコロナウィルスでも観察されていて、新型コロナウィルスでも同様のスパイクプロテインと呼ばれる箇所を標的にしているため、このような「増強」が生じないかは最大の懸念点です。

ただし、少なくとも過去に感染した患者の、「抗体」を含む血漿療法で今のところ悪い結果に繋がっていないことは、少なくとも上記の抗体依存性増強については避けられる可能性を示唆します。

このenhancementがないことがある程度保証されれば、実用化はグッと近づくものと思います。
新型コロナウイルス (SARS-Cov-2)の全RNA配列が最初に公開されたのが1月、驚異的なスピードでワクチン開発が進み、すでに臨床試験がスタートしています。
なぜこれだけ早く開発できているのに、普及まで長期間かかることが見込まれるのか。

Moderna(モデルナ)が今回開発したのはmRNAワクチンです。これまで多くのウイルスに対するワクチンはウイルスそのものを接種するのが一般的でした。(弱毒化ウイルスor失活させたウイルス)
しかし、ウイルスの大量生産に多くの時間がかかる上に、新型コロナウイルスでこのシステムを立ち上げるには膨大な条件検討が必要になります。

一方でmRNAワクチンは、ウイルスタンパク質の設計図自体を私たちの体に打ち込み、ウイルスタンパク質を私たちの体内で作らせるシステムです。mRNAは人工合成する系が充分に整っているため、最短の時間で臨床試験に入ることができたわけです。

新型コロナウイルス に対するワクチンは"大量の健康な人"に投与することになります。したがって効果はもちろんのこと安全性との両立を臨床試験によってより入念に証明する必要があり、そのための臨床試験に時間がかかります。
世界で始まっているワクチン開発競争、頭一つ抜けているのが中国と米国の企業です。

3社は今ワクチン開発を人の体で試す治験を始めています。14日、中国技術省はワクチンの開発が第二段階、つまり安全性の確認をする段階に持ち込んだと発表しています。

アメリカでは、その一歩手前の第一段階が今月始まったという段階です。果たしてどこの企業のワクチンが新型コロナに効くのか、それがわかって大量生産されるまでには1年半ほどかかると言われています。ただ、その過程でイアンさんのようなボランティアが確実に必要で、人たちの命をつないでいるのだと感じました。

未知のウイルス、未知のワクチン。未知づくしの領域で、リスクをある程度想定して自分は人類のための被験者になれるのか、そういうことも問われた取材でした。
新型コロナと戦うために、世界中が血眼になって開発しているワクチン。その有力候補のひとつである、Moderna(モデルナ)社のワクチンの治験に参加した、男性にインタビューをしてきました。

モデルナはmRNAという、ウイルスの設計情報を人間に打ち込むことによって、抗体をつくるという最先端のバイオテクノロジー企業。注目のワクチンとはいえ、そのリスクを個人で引き受けようというには、好奇心以上の覚悟がいたのだとおもいます。

ちなみに彼の曽祖父は、1918年のスペイン風邪によって、23歳で命を落としたといいます。人間とウイルスの、世代をはるかに超えた戦いを、彼のストーリーの中にも見いだせます。NewsPicksの独自インタビュー、ぜひご一読ください。
ワクチンの治験に一年とか一年半かかるということがよく言われる。

「この治験は14カ月続きます。数カ月に一度、合計11回クリニックに行きますが、実際にワクチンの接種を受けるのはそのうちの2回のみです」

実際にリスクを認識しながら治験に参加してくださっている方の話を聞くと(正しくは読むと)、その期間に関する認識が納得感を持って腹に落ちる。

治験を含め、第一線にいる方の献身的取り組みに感謝しつつ
「手を常に洗って、家にいることも、ウイルス拡大を抑え込むこと」このことを、改めて心に刻むべきだと思います。
ワクチンの安全性は、勇気ある献身によって確かめられてきたのですね。

DNAの解析が進み、万能細胞によりさまざまな器官が作れる今だけど、有機的な細胞間のつながりは未だ再現できないということだろうか。医療倫理の壁もあるだろうが開発、治験にいきる制度とサイエンスのアップデートに更に期待。
有効なワクチン、もしくは治療薬がなければ人の移動が制限される世界が続きます。
世界中で多くの研究者がこのように努力されているのを知るにつれ、彼らに感謝するとともに自分ができる感染予防を徹底しようと感じます。
ワクチンの治験は14カ月つづく。その検証結果をみて、一般に投与されるのは今から1年半以上はかかる。ひょっとすると2年後になるかもしれない。

ワクチンが効果がなければ・・・。ということを考えると、いまいろいろな種類のワクチン治験が実施されている必要があります。世界にまだ3種類しかない。少し不安です。
こういう全く新しいアプローチでのワクチン開発が進んでいるのですね…それがこのスピードで治験に入っていることも驚きですが。

何より、治験の被験者の方がバックグラウンドをお持ちとはいえ、今回のワクチンの作用やリスクを理路整然と語り、またそれを過信するでもなくウイルスを広げないよう生活をする重要性にもしっかり言及されていたことにも感心しました。
これDDSに何使ってるんだろう。
この連載について
世界中のテクノロジーが集まる米シリコンバレーでは、今なにが起きているのか。NewsPicks編集部とシリコンバレー支局が総力をあげて、動画コンテンツでレポートする。