初診オンラインを来週から開始 患者負担最大642円
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オンライン診療については、仕組みはできていたものの、遅々として進みませんでした。GoogleやAppleが医療に入ってくる今後10年は医療は様変わりするはずですが、厚労省はオンライン診療をどのような戦略で進めるか、中長期の計画を持っていないからです。ここも大戦略の欠如です。
狭い医療の中だけの議論でリスクをどうしても見てしまい、どの疾患にするのか、どの条件にするのか、進めないインセンティブの議論ばかりがなされてきました。
が、ここにきて、時限付きとはいえ、初診に認められ推進する空気が出てきたことは良かったです。もちろんいろんな問題が出てくるでしょう。それもやってみないとわからないことです。このままではいけない医療を進化させるために必要なことだと思います。
注目のコメント
欧米でも急速にオンライン診療が進んでいます。また、医師でなくともできる書類仕事が医療事務の手に渡り、病室にタブレットが配置されるなど、医療現場の無駄が整理されつつあります。
このような緊急事態をきっかけに、滞っていたものが進めば怪我の功名です。
しかし、物事には必ず両面がありますので、このオンライン診療についても、良い面、悪い面の両方をしっかりと把握しておく必要があります。何事も、手放しの賞賛は危険です。
オンライン診療には、利便性という明らかな利点があります。
しかし、身体診察を欠き、得られる情報が減ること、自覚症状を欠く重症患者への対応が圧倒的に遅れること、画面を通してのコミュニケーションに伴う信頼関係の低下、システムダウン時のプランBの不備、など様々な欠点が指摘できます。
social distancingを何より必要としている現状で、医療者、患者の双方を守るための緊急適用には強く賛同しますが、欠点を知った上で活用すること、ゆくゆくはこれをしっかりとfine-tuneしていく必要があることも忘れてはならないと思います。かかりつけでなく全くの初診でどこまでオンラインor電話で対応できるか、やや賛否はあるかもしれませんが、
感染予防のためには、活用されたいシステムです。
現場の負担が少しでも軽くなりますように。コメント欄で指摘があるように、オンライン初診が解禁された流れで日本国内のApple Watchで封印されている各種測定機能も解禁して欲しいですね。
日本では認可待ちで使えない状態であるApple Watchでの心電図測定。
https://newspicks.com/news/3313213
次期Apple Watchで想定されている血中酸素濃度測定。
https://newspicks.com/news/4708827
テクノロジーを有効に活用しつつ、患者と医師双方の負担が減る流れが定着することを期待。