無償提供のLINEヘルスケアで医師に新型コロナウイルスの相談をしてみた、室山代表取締役が語る「不安」のケア
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これだけネットに情報がある時代にも弁護士への個別相談はある訳で、医師への相談サービスにもニーズはあると思います。
後は、相談と診断の切り分け。責任の問題。この辺りがクリアになればさらに気軽に医師側も参加できるのではないでしょうか。
またネット上では当たり前の客側からの評価。これは医師ー患者間のように知識の非対称性が高い場合、内容における評価がしずらく、結局「感じの良い対応だった」などコミュニケーションのみに収れんしていきがち。
評価はコミュニケーションの心地よさにであって、知識面を保証するものではないと分かった上で利用するのが良いと思います。
もちろん、知識が豊富で対応も感じが良いに越したことはないですが。物事には必ずリスク、ベネフィットの両面があります。それを天秤にかけた上で活用されれば良いと思います。
このようなサービスを客観的な視点で紹介される記事なのであれば、マイナスの側面も示していただかなければ、フェアな記事とは言えず、その内容を安易に信用することは難しくなります。
LINEヘルスケアさんは、コロナウィルスの騒動に際して、熱心に医師の勧誘活動をされてきていますが、感染拡大が生じてからというもの現場レベルでの負担も確実に増加しており、サービスに加入した医師には少し現場と距離感のある方もいらっしゃるかもしれません。
実際、マスクが不足し始めた指定医療機関で働く切迫感を持つ内科医であれば、無症状の時にも「人の目」のために「マスクはするに越したことはない」とは言い難いと感じます。
このように、医師のクオリティコントロールには疑問も残ります。参加する医師の力量やスキルセットの差異は(もちろん病院でもそうかもしれませんが)とても大きく、チャットに限られる分、それを見抜きにくいというリスクがあるかもしれません。
また、face to faceでないからこそ、「医師」の持つ意味合いも大きくなり、過信に繋がるかもしれません。
このように、LINEヘルスケアを通した「不安」のケアには、「不安」もあります。
なお、時代にも適合したこのようなビジネスを妨害する意図はなく、ただ、必ず負の側面にも目を向けた上でうまく活用をしていただきたいという思いから、このようなコメントをさせていただきました。『相談』なのか、『診療』なのか、
回答内容に対してどこまで責任を問われる可能性があるか、
などがもう少しクリアになると、ドクターとしても安心して対応できるかと思います。
病院て、
『xxxという症状なのですが、受診した方がよいですか?』
『妊娠中ですが、この薬のんでも大丈夫ですか?』
など、ちょっとしたことを電話で聞かれることが多いのですが、
電話対応はまったくもっての無償サービスで、
でも、正直なところ、医療相談なわけで、
本来はちゃんと対価があってしかるべきと思うのです。
ただ、そのためにわざわざ物理的に受診するのも非合理的ですし、
そういった時に簡単に利用できるオンライン相談システムが平時から使えるとよいなと思います。