自動運転時代に向けて密かに加速。「車酔い研究」の最前線
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注目のコメント
僕も子供の頃は車に酔う人でした。
あと新幹線なんかもダメで本当に辛かった。
恐らくは感覚器官が成熟して酔わなくなったんだろうと思ってますが、本当の原因って何なんだろうって思ってます。
うちの息子も車に弱く、こういうのって遺伝するんだなぁと思ってますが、テクノロジーで解決されるのであれば是非とも期待したいですね!車酔いは、主に、視覚と内耳のインプットのズレによって生じると考えられています。
人は、身体の傾きを、視覚によるインプットだけでなく、耳の奥の内耳という場所、全身の感覚神経の3種のインプットで捉えています。耳の奥には、身体の傾きを察知する石ころのような装置がついていて、これにより傾きを感じとっています。
たとえば転んだとき、視覚からも内耳からも、同じ身体の傾きのインプットが入りますので、これらが同調して、脳が転んでいることを認識します。
一方で、例えば車に乗って、車の内部やスマートフォンを見ているとき、車が揺れると内耳はその石ころの揺れによって身体が揺れたという情報をインプットしますが、視覚はスマートフォンを見ていて外を見ていなければその揺れは捉えられず、揺れていないという情報をインプットします。この不適合が生じると、脳が混乱を起こし、人は吐き気やめまいといった「車酔い」症状を自覚するようになる、と考えられています。
このため、車に乗っているときは(視覚を内耳と同調させるため)外の景色を見ましょう、とよく言われますが、有効な方法と考えられます。
逆に、自動運転が進んだとき、人間の視覚を車内に向けさせるようになると(例えばテレビ画面などを見る時間が増えると)、車酔いはむしろ増える可能性があります。
これに対しては、車の揺れを減らすという方向性と、スマートフォンなどを車の揺れに連動させて揺らすという方向性の2種の介入が考えられ、ここに先進技術が応用可能だと思います。下の子(6歳)が車に酔いやすく、いつも酔い止めを飲ませて、それでも酔ってしまうので車内にエチケット袋は常備の生活です。
先月、片道1時間半の往復程度の距離を車で行った時に体調も悪かったのか、合計三回もかなり激しくもどしてしまってから「絶対に車に乗らない!怒」となってしまい、我が家の車は単なる鉄の固まりと化していたのですが、本日久々に乗ってくれて、しかも酔わなかった、という記念日にこの記事を見たので思わず駄コメントを書き込んでしまった休日の昼さがりでした