トヨタやダイムラーも注力する「燃料電池」の巨大な可能性
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脱化石燃料の波は大きくなるばかりです。環境性能と利便性を両立させるための、再生可能エネルギー開発と充電ステーション設置、さらに電池能力向上は日進月歩で進んでいます。ピュア電気自動車の普及は今年加速すると読みます。
加えてガソリン車はエネルギー効率の向上が著しい状況です。エネルギー効率50%超えのエンジンもやがて普及フェーズに入ってくるでしょう。充電インフラ整備に時間のかかる新興国では、ガソリン車の存在感は依然として大きいと思います。
こうした観点から水素燃料電池車は、数年内に普及モードに入るというわけには行きませんが、環境性能に優れ、エネルギーの多様化にも貢献するのは明らかなだけに、10年程度のスパンで見れば一定のポジションは獲得できるだろうと思います。
ミライの新型モデルもでてきます!トヨタやダイムラーのFCVよりも、斗山モビリティイノベーション(DMI)のドローン向け燃料電池パックの方が気になります。
独自のFCと言ってますが、PEFC?DMFCではないでしょう。また水素タンクはどうしているのか?
ドローンへのFC導入は今後も他の企業から続いていくと思いますが、バッテリーもしくはキャパシタとの併用とFCの燃料選択がカギになるのでは。
今年のCESでマイクロソフトと提携を発表してます。
(参考)斗山、MSと「水素電池ドローン」開発へ
http://japan.mk.co.kr/view.php?category=30600004&year=2020&idx=10605↓の記事のEVカーとの比較が分かりやすいです。
https://www.webcg.net/articles/-/37733
整理のために自分なりに車に関して比較をしてみました。
(1)ガソリン
◯メリット
車の本体価格を抑えられる
ガソリンの入手性が高く、給油も数分
×デメリット
排気ガス問題
いずれ枯渇するであろう化石燃料
(2)ハイブリッド
◯メリット
ガソリンによる内燃機関とリチウムイオンバッテリーのよるモーターの組み合わせで利便性を確保しつつ、燃費を大幅に改善
車両本体価格も手ごろになってきた
×デメリット
ガソリンを使うので排気ガスは出る
車両本体価格が高め
充電に時間がかかる
(3)EV
◯メリット
リチウムイオンバッテリーのみで走るので排気ガスが出ない
×デメリット
航続距離と充電時間が課題
発電のために化石燃料を使っている
車両本体価格がまだまだ高い
(4)燃料電池
◯メリット
環境に優しい
充電は数分
トータルでのエネルギー効率もEVより上
航続距離もEVより長め
×デメリット
水素の保管、運用が難しい
水素充電時にCO2排出量がかえって増える懸念
車両本体価格がかなり高い
という感じでしょうか?
数分で充電できるメリットを考えたら、燃料電池が真打ちという気がする。
本体価格の高さは、開発力、生産技術が上がり、需要や供給も増えれば下がっていくでしょうが、政府も購入費や税金とかで優遇策が必要かな。
水素の扱いの課題は自動車メーカーが本気を出し、商社や石油会社も参入すれば良いかと。
ただ、現状ではいろいろありハードルありそうですね。
燃料電池車はEVに「もう勝ち目がない」は本当か
https://diamond.jp/articles/amp/164205?display=b
余談ですが、燃料電池って、基本は水素で動かすのに水素電池と言わず燃料電池というのか不思議でしたが、英語直訳(fuel battery)なのですね。合点が行きました。
https://forbesjapan.com/articles/detail/31758/2/1/1
水素電池の方が直感的にイメージが湧きやすいですが、一酸化炭素を使う方式もあるので仕方ないのか。
マーケティング的には水素電池の方が売りやすい気もするが。