ニューヨーク・タイムズ、100万人が新規契約し、記録的な一年だったと発表
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うらやましい限りです。そして希望でもあります。トランプ大統領誕生が追い風になったのは確かですが、それよりも愚直にジャーナリズムの価値を追求し、かつ、新しい分野への進出を身を削って果たしたことが成功の要諦だったと思います。さらなる希望は、倒産続きのアメリカの地方紙にも、ニューヨークタイムズの成功の教訓が浸透しつつあると聞くことです。アメリカの地方紙も蘇ってほしいです。ニューヨークタイムズが体を張って示したことは「信頼」こそがメディアの最高のリソースであり、エンゲージメントがジャーナリズムの新しいエンジンだということです。新しい信頼、見事なエンゲージメントがもとめられています。日本のメディアは日経が1周遅れ、朝日が2周遅れ、その他は3周以上遅れている感じです。ガンバラナイト。
デジタル対応を進めるメディア企業のお手本。
2014年のInnovation Reportから特に注目しています。
トップの強い意志が、変化を受け入れる組織風土を育み、この成果を導いたと感じています。
「合計の購読者数が500万人を突破。核となるニュースサービスへの登録者数が340万人、30万人以上が「NYTクッキング」へ登録し、約60万人が「NYTクロスワード」へ登録しています。また、90万人が印刷版を購読している」マーク・トンプソン氏は昨年、紙のNYTの寿命について「紙が利益を出せるのはあと15年か、もう少しだろう。その時点で我々は、紙の発行を止めるかもしれない」という見通しを述べていました。向こう15年の間にデジタル事業を大きく成長させ、デジタルビジネスだけで十分な利益を上げられる構造を作る」という決意表明ととらえてもいいでしょう。
NYTのデジタルビジネスモデルの成功は、世界規模のブランドパワー、英語というグローバル言語の発信などの要因に支えられている部分も大きく、日本のメディアが同じ事をして同じように成功できるという性質のものではないとは思いますが、レガシーメディアにおいてデジタルファーストへの転換に成功したそのプロセスからは学ぶことが多いと感じています。