2019年のPre/Post-IPOスタートアップシーンを回顧する
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注目のコメント
2019年のスタートアップシーンを資本政策の観点から振り返ると、資金の出し手の多様化と、資金調達の大型化が際立つ1年でした。海外VC、上場株投資家、プライベートエクイティといった、大規模資金を投入できる非伝統的ベンチャー投資家の参入により、スマートニュース、フロムスクラッチなどに代表されるような大型資金調達が実現できる土壌がレイト中心に整ったと言えるでしょう。
また、Sansan、freee、ChatworkといったSaaSスタートアップの大型上場も目立った1年だと思います。
では2020年がどうなるかというと、資金調達の大型化に伴ってバリュエーションが引き上がった会社の選別が進むだろうと見ています。
既にこうした傾向は如実に表れていますが、それがより可視化されることになるのでしょう。日本以上に海外ではPEのVC領域への進出が増えている。スタートアップ側が求める資金量が増しているというのもあろう。
https://newspicks.com/news/45004302019年のファイナンス振り返りに適したとてもまとまった良記事ですね!
朝倉さんのコメントの通り、海外投資家の参入によるファイナンスの大型化とSaaS系スタートアップの大型上場が大変印象的でした。
今後のスタートアップ市場は、いろんな意味でのグローバル化(海外投資家の参入/海外プレイヤーの日本市場進出/国内スタートアップのグローバル進出等)が一気に進んでいくだろうと思います。
特に、SaaSはKPIで事業の状況が理解しやすいビジネスモデルでありながら、日本にはまだホワイトスペースが残されていると言われており、グローバル化が一歩先行して進んでいる印象です。