働き方改革と「生産性上昇」の“断絶”をつなぐ方法
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『働き方改革によって、働き手が自由に裁量的に使える時間を作る。その時間は、独学あるいは社外の学びのサークル・学校を使って学習する。その成果を仕事で試してみることで、生産性向上やより大きな業績へとつなげるのだ。』
主旨に同意なんですが、裁量が与えられた後の独学に自走してくれるまでに誘う方法が1番難しい印象です。
独学や社外に出てもらうための静止摩擦係数が高すぎるんですよね。一度動いた人は2度と止まらないのに私自身、『働き方改革』に長年携わってきたのだが…、
実情は厳しい現実があると感じている。
"引算的"な活動ばかりで、"足算的"な活動が
残念ながらあまり見ることがない…。
現場では、疲弊している実態があり、
正直、"やらされ感"があるのは、否めない…。
様々な働き方改革の取組みにて、
残業時間が結果的に無くなり、
自由な時間を得ることが出来る…
本来、捻出された時間を次の成長のために
費やそうと考えられるのだが、
どうしたら良いのか分からないという人達が
結構存在する…。
今まで、自由な時間を自身で持ったことがなく、
"お好きにどうぞ!"と言われても困ってしまう人達は、
生活給の一部となっていた残業代が無くなり、
自由になるお金も無く、早く帰ることができても
何もすることがなく、只々困るだけという悲惨な人達が
存在するのを目の当たりにした…。
働き方改革を進める上で、是非、加えて欲しい
取組みの一つに、"今後どうなるの?"という不安を
軽減するための"BEFORE-AFTER"を示す
具体的な描写方法がある。(Journey Mapping)
工夫して捻出した時間を、自身が成長するための
時間であるという示唆を打ち出し、"学び"を促進する
仕掛けを取り入れて欲しいと思う。
組織の中に、これから先、求められる能力要件を明示して、
従業員が活躍できる道筋を描いている企業は、
どれだけあるだろうか…。
企業の外側で学べることは、沢山あるのは理解している…。
しかしながら、単に何かを学ぶだけでは、
企業が求める"価値"に繋がるものにならないと思う。
自身が培ってきたものに、"新たな学び"を足算して、
それを活かせる機会を組織の中で創出していくことも
企業側の責任だと思う。狭義の手段としての働き方改革(特に残業削減)と広義の目的としての生産性向上(=アウトプットの最大化)の断絶を結びついけるのが学びによる自己投資、というのは賛成ですが、もう一つセットであるのは、自分の時間の可視化や分析だと思います。
たとえば今から自分の時間の20%を削減せよ、と言われても、現状の時間の使い方を知らなければ、何をどう削減して良いかわからないですし、それができて初めて、「じゃあ空いた時間をどうする?」となるのではないかと思います。