Facebookが初のヘルスケアツールを公開
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SNSやオンラインコミュニケーションの発達により、ヘルスケアに関する情報も、誰にでもすぐに入手できるようになりました。しかし、例えば「インフルエンザの予防接種を毎年打つべきである」というような、とても基本的で重要なことが相変わらず十分皆に伝達できないでいるという現実もあります。
また、それと同時に、それよりもはるかに意義の低いこと、場合によっては間違った情報まで、それと同等、あるいはそれ以上にメディアやSNSで取り上げられ、伝達されています。それは、仮に情報自体がマイナスの意味を持たなくとも、本当に必要な情報を紛れさせ、見えにくくし、人々の健康にマイナスに働いている可能性があります。
大切ながん検診、予防接種。本当に重要なことを十分に人々に届け、実現したい。その傍らで、「風邪に〇〇が効く」というような、ほとんど意味をなさない情報が流れ、私も「それに根拠はない」というようなコメントをし、価値のある情報を埋れさせることに加担してしまっている。そこには、医師としてもどかしさもあります。
Facebookのようなところが、「インフルエンザの予防接種」というとても基本的で重要なことに焦点を当てたことは、このようなもどかしさを少しでも払拭してくれ、価値があることと思います。そして、そこには背後にある米国の学会の賢明さも見え隠れします。ヘルスケア情報はcookieによる行動履歴よりも、GPS追跡による位置情報とともに、超センシティブな情報です。ひょっとすると名前や住所そのものと同等に扱われなければなりません。一気に気持ち悪さレベルが上がります
これはビジネス化というよりコミュニティの活性化施策だと思います、たぶん。病気に関する情報は入手しずらく、同じ経験をした人からアドバイスをもらえる場所があまり存在しないので、ユーザーにとっては意義のある場になるので応援したい。が、そういったことを素直に受け止めてもらえないフェイスブックは今後いろいろなことがますますやりずらくなりますね。。