ビジネスに役立つ「いい文章」を書くために必要なことは何か

2019/9/26
NewsPicksアカデミアでは、NewsPicks執行役員・前編集長の金泉俊輔とNewsPicksアカデミア編集長の野村高文による「ビジネスパーソンのための編集&ライティング講座」を開催します。
ここ数年でインターネットによる情報発信が爆発的に増え、さまざまなWeb メディアが立ち上がっている。また、noteのように個人での情報発信をサポートするサービスも増えてきた。
Web による情報発信が当たり前になってきたことで、これまで自己流で書いてきた人や、今まであまり文章を書く機会がなかった人にまで「書く」ことのニーズが高まってきている。
本講座が目指すのは、表現力豊かな「うまい文章」ではない。ビジネスの場で日常的に求められる「わかりやすく人を動かす文章」だ。
小説家やエッセイストであれば、読み手の心を打つような感動的な表現や文体が必要だろう。 ただ、ビジネスで用いられる文章で求められるのは「文章そのものの魅力」ではない。 「読者にとって役に立つ内容」を、わかりやすく伝えることができれば十分だ。
そこで本講座では、NewsPicks執行役員・前編集長の金泉俊輔とNewsPicksアカデミア編集長の野村高文がプロフェッサーとして講座を担当。文章に苦手意識のある人でも実践できる、再現できる内容だけを紹介する。
また、3〜5回目のゼミでは第一線で活躍するライター、編集者、作家である長谷川リョー氏、佐藤留美氏、猪瀬直樹氏を講師として招き、特別講義を行う。
講座終了後には「わかりやすく人を動かす文章力」が身についているはずだ。
ビジネスパーソンのための編集&ライティング講座」はこんな人に向いています。

・実務上文章を書く場面が多い方
・自身の文章力を向上させたい方
・今後、ライター、編集者として挑戦したい方
・広報担当者など、メディアと付き合う機会が多い方

ゼミ初回は10月15日(火)に開講。カリキュラムなど詳細はこちらをご覧ください。

金泉俊輔からのメッセージ

<いい文章>を書くために必要なことは何でしょうか。
わかりやすくて役に立つ文章を書けない人は、文章を書く以前に、読者に伝えるべきことがぼんやりとしている場合が多いのです。まずは、伝えたいことの輪郭をはっきりとさせることが<いい文章>を書く、第一歩となります。
そして大切なのは、文章を構成する素材をきちんと集めておくということです。取材やリサーチを丁寧にして、よい素材を揃えることができれば、難しい技術を使わなくても、<いい文章>が書けるようになります。活躍しているライターやジャーナリストは、この素材の揃え方に秀でた方がほとんどです。
今回のゲスト講師は、文章力はもちろんですが、取材力も傑出している方々です。元東京都知事で作家の猪瀬直樹さん、数々のベストセラーを担当してきた編集者の長谷川リョーさん、キャリア関連の著書が多数あるNewsPicks副編集長の佐藤留美が参加します。私も学べることがあると楽しみにしております。
本講座では、ライティングスキルと合わせて、プロフェッショナルな文章を書くために必要な素材の揃え方<取材力>について伝授していきたいと思います。

野村高文からのメッセージ

「文章が書けない」原因はさまざまありますが、一つは「いい文章を書こうと思いすぎる」ことがあります。
確かに人の心を打つ美文は、誰でも書きたいものです。でもあなたが作家として生計を立てていこうとする場合でない限り、美文を書く必要はありません。
むしろ、「いい文章」とは、意味が明確で、読み手がスムーズに理解できて、必要十分な量の情報が盛り込まれている文章だと私は考えます。
今回の講座では、ライター・編集の仕事に興味がある方や、本業で文章を書く機会が多い方に向けて、商品になる「いい文章」の書き方を身につけていただくことを目的とします。
ちなみに私はもともと、全然文章が書けませんでした。編集者1年目は先輩編集者に呆れられるほどの「悪文」を提出し、真っ赤に直される。そんなことを毎日繰り返してきました。「センス」によらずに苦労して筆力を身につけただけに、上達のステップを一つひとつ分解してお伝えできると自負しています。
また、このゼミでは第一線の書き手の方を3名お呼びします。いずれも文章のスタイルを確立されている方ばかりですので、ご自身にあった上達法がきっと見つかると思います。
みなさんにお会いできることを楽しみにしています。
ビジネスパーソンのための編集&ライティング講座」の初回は10月15日(火)に開講。

カリキュラムなど詳細はこちらをご覧ください。
現在、こちらのゼミも募集中です

・安田雅彦「戦略人事プロフェッショナル養成講座

・佐々木紀彦「人生を変える編集思考

・鳩山玲人「グローバル・コンテンツビジネス最前線