【福井由美子】弾丸旅に行くための仕事の仕方と体調管理

2020/1/28
一人旅歴25年、海外一人旅400回超の稀代の旅バカ。集英社のモードファッション誌「SPUR」の元編集長で、現在は女性誌企画編集部編集長を務める「ひとりっP」こと、福井由美子氏。

仕事の合間を縫って香港180回以上、台湾60回以上、タイ・バンコク、シンガポール各40回以上、米サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国20回を旅したという達人。

2016年末、その実体験を元にした女子ひとり旅指南本「今日も世界のどこかでひとりっぷ」を集英社より刊行。「ひとりっぷ」とは「一人」と「トリップ(旅)」を掛け合わせた福井氏による造語で、女性一人旅のことを指す。

現在、書籍「ひとりっぷ」は1〜3まで刊行、ほか電子版「ひとりっぷ to GO」シリーズなど合わせて、合計発行部数は約10万部。執筆・編集・撮影すべて福井氏が一人で担当。本のほか、ウェブサイト、インスタグラムなどでも日々、旅情報を発信中。いわば趣味が仕事になった福井氏に、自分の名前で生きるヒントを学ぶ。(全7回)

*「ひとりっぷ」は集英社の登録商標です。
*インスタグラムのアカウント→ @hi_trip
*ウェブサイトのアドレス→ https://spur.hpplus.jp/special/hitrip/

旅に行くためなら徹夜仕事も平気

「編集者って忙しそうなのに、よく400回も海外に」と言われることも多いんですが、弾丸旅がほとんどだからです。400回のうちの半分以上を香港と台湾が占めています。
遠出の旅は基本的にゴールデンウイークと夏休みと年末の3回だけ。連休があったらアジアのどこかに行き、土日は香港か台湾という感じです。
こんなふうに旅を20年以上続けていたら、気づいたら400回になっていました。
うちの会社には幸い「あの人、いつも旅行ばっかり行って」みたいに言う人はいません。旅好きも多いし、休みとなったらどこか海外に出かける人間が多いので、「あ、また行くんだ」程度の反応です。
だから他人の目を気にしたことはないですね。
とはいえ、当たり前ですが、同僚に迷惑をかけないよう、仕事はきちんと片付けて行く必要があります。