【Podcast】知の巨人・松岡正剛が語る「いま、本を読む意味」
本番組ではビジネス、テクノロジー、カルチャーの交差点に立ちながら、リスナーのみなさんに「ちょっと先の未来」をお見せしていきます。第4回のゲストは、編集工学者の松岡正剛氏。パーソナリティはNewsPicks副編集長・森川潤と記者・岡ゆづはでお送りします。
本記事では番組の一部をダイジェスト化しました。音声と合わせてお楽しみください。
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「千夜千冊」
http://1000ya.isis.ne.jp/top
本好きには伝説の書評サイト.
松岡正剛氏が2000年2月に掲載を開始したこのサイトでは,週5日,5冊のペースで,1000冊を目指して書評を発表していった.1日1冊.同じ著者の本は2冊以上取り上げない,同じジャンルは続けない,最新の書物も取り上げる,などのルールのもと,松岡氏自身のエピソードやリアルタイムな出来事も織り交ぜながら,毎日毎日,本を縦横無尽にさばいていった.サイトを見ると分かるのだが,その見識の深さに感服する.まさに書評サイトの頂点である.
2000年2月の第一夜,中谷宇吉郎「雪」から始まった「千夜千冊」は,2004年7月の良寛「良寛全集」でゴール.また,サイトの内容をまとめ直し,2006年10月に求龍堂より,「松岡正剛 千夜千冊」(全8冊)を出版している.
http://amzn.to/2gWdMmV
8冊セット(1冊の厚さは広辞苑を超えるらしい)で定価102,600円! すみません,購入ボタンを押す勇気がありません.
一方,「ちょっと本気な千夜千冊虎の巻 読書術免許皆伝」 https://amzn.to/2HIly0E は,その「千夜千冊」に関する松岡正剛の解説本.凡人な私は,この1冊を読んで千冊を読んだ気になりました.また,現在,「千夜千冊」サイトは1700冊を突破.昨年,松岡氏は病気,入院したこともあり更新のペースは落ちましたが,あいかわらず,1冊1冊を切れ味鋭く評していってます.
本選びの参考になっている.
テキストにせよ、音楽にせよ、映像にせよ、テクノロジーの変化でコンテンツ流通のかたちは激変しました。
変化を受けつつつも、以前のかたちのまま、残っているのが「本」。
読むためにはリテラシーが必要だし、書くのもつくるのもたいへんだし、重いし、場所もとるにもかかわらず。
松岡正剛さんの『フラジャイル~弱さからの出発』を1995年、20歳の頃に読みました。そこで、自分自身が強いメッセージを発しないとしても、繋がりを通じて価値を生み出せることを原理的に理解出来また。それがきっかけに、人々が集い価値を生むサロンのようなBarを経営したり、社会的事業に強く関心を持ち始めるようになりました。
現在も「社会事業コーディネーター」と名乗り、地域・企業・NPOをつなぎながら事業を営んでいることも、松岡正剛さんの影響が大なのです。
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