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注目のコメント
全ての問題は本質的に見れば哲学に行き着くと感じる。
私達の目の前に存在する現実世界は、自分自身が過ごしてきた過去の経験にもとづく認知的バイアスで構築された主観的現実である。
科学の対象範囲はその時々に利用可能な知識とツールによって変化するが、科学は新しい現実をつくることも出来るし、改変することも出来る。
世界を豊かにするということは、主観的現実の隙間をみつけて、それを操作し、これまでにない価値を創造することにあると習った。
現実世界に最適化・チューニングされた人類がどのように現実を操作すれば世の中をより良くできるのか、新しい世界を創る一助になるべく頭を捻りたい。哲学は答えのない問いに「なぜ」を突き詰めること。それもタブーがなければないほど、面白い。
例えばものすごく進化しているゲノム編集の分野で、病気を治すのはOK。だとしたら身長が低かったり、まぶたを二重にするのはOKなのか。ものすごく算数が苦手な子どもを、ゲノム編集で「直したら」それはOKなのか。こうした難問について、世界の知識人はどのように議論を展開しているのか。その一端を窺い知ることができます。
ゲノム編集、不老不死、人工知能など。小学生のころ手塚治虫の「火の鳥」を、何十回も読み返して、テクノロジーやサイエンスと人間の関係がどうなるのか、ドキドキしながら考えていたことを思い出しました。
異端の哲学者であり、哲学書のベストセラー「世界の哲学者はいま何を考えているのか」の著者である、岡本裕一朗先生のインタビューをぜひご一読ください。