ポッドキャスト界の頂点を狙う「ルミナリー」青年社長の野望

2019/3/7

豪華ラインアップで発進

ミュージカルの大ヒット作『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の続編(パティ・ルポーンがドラッグ中毒の尼僧を演じる)、レナ・ダナムが手がける新番組『Cワード』、ビジネス作家のマルコム・グラッドウェル、人気司会者のコナン・オブライエン、コメディアンのトレバー・ノアらがホストを務めるショー。
ネットフリックスの新番組か何かと勘違いしそうだが、これらのラインアップは「動画」ではない。「ルミナリー」というポッドキャストのスタートアップが提供する、40本あまりのオリジナルコンテンツの一部だ。
これまで水面下で動いていたルミナリーだが、このたび1億ドルの資金調達と、サブスクリプションによるポッドキャスト配信サービスの開始を発表。ポッドキャスト市場を新たな成長のフェーズに押し上げようと意気込んでいる。
「動画配信サービスにおけるネットフリックスのように、『ポッドキャストと言えばルミナリー』と言われる存在になりたい」と語るのは、ルミナリーの共同創業者兼CEOのマット・サックス(28)だ。
「なんて大それたことを、と思われるかもしれませんが、僕らはやれると思っています。ポッドキャスト界のトップクリエイターの中にも、そう考えている人はいますよ」