30秒で効く“しゃっくりの止め方”が判明! 専門医にしゃっくりの原因と対策を聞いてきた
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しゃっくりコメントに乗り遅れてごめんなさい。あまりに遅れてしまい、私の横隔膜も痙攣しそうです。しゃっくりなんて、と思われる方がほとんどだと思いますが、まさにその通りで、ほとんどの方のしゃっくりはなんでもないので、自分なりの止め方を編み出しておけばよい、ということになるでしょう。
やや面白い方法としては、粉を飲み込んでむせる、舌を引っ張り続ける、体育座りをし続けるなんていう方法も医学の世界の論文でマジメに語られたりしています。
しゃっくりは背の高い男性で起こりやすいことが知られており、記事で紹介されるような止まらないしゃっくりは80%が高齢男性で起こると報告されます。逆に言うと、周りにいる背が高い男性か高齢男性に聞いてみると、我流で編み出したいい止め方、ユニークな止め方を教えてくれるかもしれません。
また、色々試しても止まらない時には、漢方薬やいくつかの薬剤も有効なことが知られていますので、病院までお尋ねください。
我々がん診療をする者の世界では、いくつかの抗がん剤とデキサメサゾンと呼ばれるステロイド薬で頻発することがよく知られています。また、逆に止まらないしゃっくりをきっかけにがんが見つかる、ということもありますが、まれではありますので、容易に止まらないからといってあまり心配しすぎる必要もない、と思います。
世界中を探せば、13年止まらなかったしゃっくりという報告もあります。このケースでは、色々薬を試しても止まらず、挙げ句の果てに横隔膜を司る神経に電極を植え込んで止めた、とのことです。そんなしゃっくりを見ることは医師の私にもなかなかないですが、たかがしゃっくり、されどしゃっくり、です。しゃっくりの誘引は多岐に渡ります。基本的には48時間以内に治るとされていて、それ以上続くものは脳や横隔膜周囲(胃や食道、腎臓、肺など)の病気を考えて色々と調べます。
薬での治療以外に
①鼻・喉の刺激
酢を鼻の中に注入する。
アンモニアなどの刺激臭のあるものを吸う。
冷たい水を飲む。
②迷走神経反射
冷水に顔をつける。
頸動脈洞マッサージ。
ビックリする。
吐こうとする。
③呼吸刺激
息を吸ったり吐いたりした状態で我慢。
ペーパーバック法(過換気の時に昔やってた、吐いた息を吸うってやつ)。
息を吐いて、グッとお腹に力を入れて止める。
咳き込む。
④その他
性行為や前立腺マッサージ??
あまり良質なエビデンスはなく、海外論文を見ても日本の言い伝えのような対処法が主です。④は症例報告的なやつなのでムシで、、、
耳の奥を押すというのも迷走神経刺激でしょうか。止まるという話が以前からあります。
私は息を止めたり、水を飲んだり、、、ダメなら今日は止まらないなぁって気にしないことにしてます。病院では和やかな雰囲気になります(笑)
シビアな話をする時に止まらなくて困ったことはないので、どうしても止めたい時に考えます。しゃっくりの背景に隠れている疾患を見逃さないようにというメッセージは良いと思います。
2日以上続くときには要注意というのも大事ですね。
一方で耳に指を入れたり、息をこらえたり、水を飲んだりはエビデンスの乏しい方法です。一方で止める方法も特にこれといってありません。
なので、昔からの方法に頼るしかないですね😓