【結論・入山章栄】なぜ今、経営学を学ぶ必要があるのか?
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MBAもそうだしどのような学びにせよプロフィールや履歴書に明記できる(入山先生いうところのシグナリング効果のある)ことは、自分ブランドを考える際の「信じられる理由(reason to believe)」になる。
もちろん具体的に手に入れられる知識や人脈もあることが前提だがそのクオリティも含めて一言で表現できるバッジが手に入るのが学位というものだ。
今までのその会社のプロを育てる社会だった時は、社歴が「信じられる理由」として機能していたが、今後、それは立ちいかなくなる。というのは、会社業務は次第に複雑化し専門化してきており、1人が全てを知ることは不可能になっているからだ。ファイナンス、マーケティング、HR、リーガル、システム…こういったプロフェッショナルを活用できる会社が生き残る。
プロフェッショナルを活用できるマネジメントにはプロフェッショナル人材としての自身の専門性に加え、全体を鳥瞰する目が求められる。ジャック・ウェルチが経営は人をいかに活用するかと言い切った理由もここにあると思う。自分で全ての知識は手にいれられないなかで、少ない情報からスピード感を持って判断をしていくのがマネジメントの大事な仕事だから。
どの側面から見ても、外部で何かを学び、自分のプロフェッショナルとしての知識の深さや実力を知って成長を続けることはプラスにこそなれマイナスには決してならない。それにやっぱり学友って良いものですよ。是非なんらかの知識を深めるためにもピュアに学ぶという経験をしてみてはいかがでしょうか?
それがMBAである必要は全くないけれど、グロービスの教員として受講生のみなさんをみていると、一学年の人数が7-8百人と多い(それでも受験は実はそんなに簡単ではなく、あの人でも落ちるか…と思うことも多い。この人数はコロンビアよりちょと多いくらい) MBAライフは、その後の同窓のコミュニティも含め、ことに日本、そしてアジアに狭く深いつながりも、浅く広い繋がりもできる。必要な仲間と出会えて、かつすぐに実益に繋がることも多く(それが弊学の売りでもあるけど)みんな楽しそうですよ!「知の探索」を深め、「個人内多様性(イントラパーソナル・ダイバーシティ)」を持ち「弱いつながり」を広げていく。入山章栄先生に、大人が学ぶ意義を経営学的見地から、語っていただきました。
「自分の信じるビジョンを掲げて」「人と対話し」「他者を説得し、腹落ちさせる」「他者を巻き込みつつ行動する」イノベーターに求められる能力は上記のようなステップが欠かせないどいう解説に納得です。
仕事と学びを数珠つなぎのように繰り返し、自己をアップデートし続ける。まさにそんなリカレント(循環)が求められる時代です。そのためには個人も変身し続けるという意識を高めなくてはいけないし、組織は社員の学びをもっと評価しなくてはいけない、と思いました。
特集を最後までお読みいただき、ありがとうございました!入山先生いつもながら、分かり易い説明
ありがとうございました。
私がアメリカと行ったり来たりしていた
2000年初頭の頃のアメリカは、MBAが
少し飽きられる傾向を感じていました。
指摘の通り、シグナルなので、取る人が
増えると、魅力が薄れたのではと思って
おります。
しかし、私もたまにゲストとして呼んで
いただく、入山先生のコースの学生の
熱さには、感動しました。
だから、ゲスト講義の後も生徒の方々と
SNSでゆるく繋がっています。
これは、入山先生の言う、弱い繋がり
だと思っております。