【実験】世界初の「ロボットバーガー」は、本当に美味しいのか?

2018/12/1

人間不要の「ロボバーガー」

──そもそも、ロボットバーガーとは何でしょうか(笑)。
一言で言うと、コンピュータ制御によるロボットが作ったハンバーガーのことです。
シリコンバレーにあるCreator(クリエイター)というベンチャー企業が、これまで人間が行なっていた調理工程をすべて自動で行うロボットを開発し、2018年7月にサンフランシスコに店舗をオープンしました。
──ハンバーガーを調理するのって、そんなに難しいんですか。
ハンバーガーを作るには、まずバンズを切って、焼いて、野菜やチーズを乗っけて、最後にお肉を乗せるという工程があります。これら全てをロボットが自動で行えるようになったというのが、まずCreatorのすごいところです。
ベルトコンベア式のマシンの上を焼いたバンズが流れてゆき、その上に自動で新鮮なスライスされたオニオンやトマト、ピクルスが乗り、最後はお肉が乗って完成。
さらにソースやシーズニングで味をカスタマイズします。
同時並行で2〜3個のハンバーガーを作ることができます。
この店舗内には2台の機械を置いてあり、ベルトコンベアの上を流れるようにして、1時間で約130個作れるそうです。ちなみにオーダーから完成まで、少し時間がかかりましたね。
だから野菜を乗っけている時なんか、自分が作った方が早いんじゃないかと思うくらいでしたけど(笑)。
でもやっぱり調理プロセスも面白いので、それだけ時間がかかってもエンターテイメントになっているんですね。現地の人たちもロボットに見入っていました。
ちなみに、これらの工程は20台のコンピューターで制御しています。
お客さんのオーダーによって、切る野菜だけではなくソースも違うわけです。ソースは12種類あって、細かい味の調整が必要になるので20台必要だそうです。